昔と違い、生活スタイルも複雑となっている今。新しい環境で出会う人との関係やご近所さんとの関わりも昔に比べ少なくなった・・・と、そんなことを良く耳にしますよね。
お付き合いを円滑にするステキな言葉をもっと意識して使おうって思っています。「おはようございます」「こんにちは」「今日は暑いですね」「ありがとうございます」など。
我が家は祖父母などお年寄りと関わる環境もあるのですが、身内とは別の地域の人々との関わりも意識して、ご近所に住むお年寄りやお隣さんなどに「挨拶」をすることの大切さを子供にも伝えようと思っております。
一人暮らしのお年寄りの方や、子供が成長して今は大人だけとなった家族の方など、小さい子供と関わることが少ない方にとって、「とても新鮮な時間だ」と言われた事が心に響きました。何気ない子供からの質問や、発言にとても和むと聞いたり、お年寄りがにっこりと笑顔を見せてくださるときは本当に、人との関わりって小さいきっかけから始まってとても温かい交流の一つなんだな。と思う今日この頃です。
日頃から意識する事で日常生活のちょっとした楽しみにもなりますし、子供達にとってはお年寄りから聞くお話はとても興味深い事が見ていてわかります。そして何よりも地域としての安心感も生まれます。
私たち親では伝えきれない事も他の人の話を聞くという姿勢から何か受け止めることも多いのだと思います。「挨拶」を意識すると大人も子供も気分が違ってきますし。良い事が多いと思います。そういった普段の心掛けから、思いやりの心や生活のマナーなど身につくという点でも、子供達にとっては何よりの一生の宝になるのではないでしょうか。
先日、ご近所の方から趣味で釣ったというお魚を戴きました。とても嬉しかったのと同時に、こちらへの気配りに大変感激しました。
なんと、煮付けるだけの状態にさばいて下さっており、お刺身も小さいお子さんが居るでしょうからと食べやすい大きさにして下さったのです。本当にこういった気配りを自分も見習おうと思いましたし、ほんの少しの会話の中にとても温かさを感じました。こういった日常の付き合いをこれからも大切にしていきたいと思います。
やはり、大人同士の会話の様子などを見て子供は育つと思いますので、意識して「挨拶」の大切さを伝えられたらもっともっと生活が楽しく、また地域への意識にも繋がるのではないかと思います。
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