私は、東京の「下高井戸」〜「三軒茶屋」にかけて運転されている、東急世田谷線という電車に乗って、よく出かけます。
世田谷線は都電のように、自動車道とも交差するポイントがあり、殆どの駅が無人駅で、運賃一律の先払い、二両編成、終着駅まで全部でも15分ほどで着いてしまう、そんな電車です。
さてそんな世田谷線。
たった二両ではありますが、各車両に、シルバーシートが設けられています。その影響や、座席の構造上、普通の座席の数はものすごく少ないことも特徴です。
にも関わらず、世田谷線に乗っていて、よく感じること・・・それは、他の電車に比べて、シルバーシートに、座るべきでない人が堂々と座っていることがないこと☆
混んでいても、仕事帰りのラッシュ時で疲れているだろうサラリーマンも、皆、シルバーシートには座りません。お年寄りや、妊婦さんなどがいない場合は、ラッシュ時でもシルバーシートは空席の場合が多い。
そんな光景をよく見かけます。
空いているからといって、気軽に座ってしまう人が少ない気がするのです。
また、普通の座席でも、よく席を譲っている光景にも出会います♪
世田谷区は介護施設なども多く、そこに住む人たちの間にも、自然と譲り合う・支え合う意識というものが根付いているのかもしれません。
他の電車に比べると、世田谷線の中では、ハートのあったかい光景に沢山出会うことができます。
地元の人たちに愛され続けてきた小さな二両の電車の中には、日々、自然な優しさが溢れている、そう思わずにはいられません。
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