九州の中にひっそり潜む地方が、ずばり佐賀県です。以前は今より名前も知られておらず、佐賀県ってどこ?と思われていたのではないでしょうか。
去年、「がばいばあちゃん」が放映されて、佐賀の知名度もだいぶ上がりました。その題名にも使われていますが、がばいとは、とてもという意味です。
佐賀には、町中に方言があふれています。家庭の中ではもちろん、ご近所・教育現場・店の中でもです。挨拶に始り、挨拶に終わるまで、すべてが佐賀弁。
共通語といえば、おはよう、こんにちは、こんばんわ位でしょうか。別れ際には、「そいぎ」・「そいぎね」と言います。
お店の中でも、標準語だとなんだか冷たい印象を持つということで、あえて方言をつかっています。いろいろな場面で活躍している方言ですが、佐賀県民ではない人が聞くと、少し面白い言葉があるようです。
皆さんは、「ごいごいごい」ってわかりますか?関西に住む友達が遊びに来た時に使って、思い切り大笑いされました。
おもに自転車に乗った時に使うのですが、「とても急いだ」という意味です。普段何気なくつかっているので、不思議な感じです。でも、どこかあたたかく感じる佐賀弁なんです。
方言って、昔から人から人へと、受け継がれているものです。その地域そのものです。ぜひこれからも、変わらずに、身近なものであってほしいと、願っています。
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