◆最近ではコンビニでも健康補助食品「サプリメント」が販売されている時代。いわば24時間、自分の好きな時間に自分の欲しい・必要だと思われる栄養が手に入るということですよね。本当は毎日の食事の中で充分に栄養を摂ることが理想だと思うのですが、朝食を抜いたり適当に昼食を済ませてしまったりしている生活の中で不足しがちな栄養素を「サプリメント」という形で補えるというのはとても画期的なことだと思います。
◆でも、私たちはその正しい活用法を実は知らないままで商品を手に取ってしまっているのではないでしょうか。そこで頼れるのが「サプリメントアドバイザー」。どうやら「飲めばいい」というわけではなさそうです。
◆記事中に「アドバイザーでもすべての健康食品の安全を保障できるわけではない」とあります。その世界の「プロ」と呼ばれる方がそう言われるということは、全くの素人である私たちはもしかしたら知らず知らずのうちに、間違ったサプリメントや様々な健康食品の選び方をしている可能性が高いということですよね。健康の為に、と摂取しているはずの物が実は反対だった、ということが実際に今、自分の身に起こっているかも知れないのです。
◆私は主人に言わせると、結構な健康オタクなんだそうです。確かに「健康にいい」と言われるとすぐに購入してしまうクセがあります。タバコを吸うからビタミンCを。目が悪いからブルーベリーを。免疫力がアップするというからニンニク卵黄を。元々体があまり丈夫ではないことが手伝って、そんな風に今もどんどん増えて行っている状態です。誰だって健康でありたい。そこへもってきて「健康になれますよ〜、○○にいいですよ〜」という情報が入ってくれば、つい縋り付くように薬局へ走りたくなる。そんな気持ち、皆さんにもきっと解って頂けますよね?
◆ただし、私が気を付けているのは、その商品を購入する時には必ず但し書きをチェックし、それに含まれている成分について調べることです。例えば私はアレルギーで牛乳が飲めないのでカルシウムを摂取しているのですが、カルシウムはマグネシウムと一緒に摂らないと効果が低いそうです。なのでその両方に加え、相乗効果が期待されるヘム鉄・亜鉛が一緒に含まれているサプリメントを摂っているのですが、この亜鉛、味覚が鈍くなってしまった人にも効果があると言われていますが、体質によっては発疹や下痢、胃の不快感などを招いてしまうことがあるそうです。
◆それと同じように例えば女性的疾患や美容にも良いと言われているローヤルゼリーも喘息やアレルギーを持っている方は摂取しない方がいいとされています。他にも「薬を服用されている方や妊娠・授乳中の方は医師と相談を」と明記されている商品も多いですよね。
◆今回、この新聞記事を読んで私は初めて「サプリメントアドバイザー」という言葉の存在を知りました。我が家には1歳5ヶ月になる息子がいるので、頻繁にドラッグストアへ出掛けますが、どの方が店長でどの方が薬剤師でどの方がアルバイトなのか未だに全く区別が付きません。子供が風邪を引き、熱を出した時にもその膨大な子供用の風邪薬の中でどれを飲ませれば良いのか解らず、店員さんに相談した所「私はただのアルバイトなので…」と言われたことがあります。
◆息子は今の所アレルギーもなく、その時もただの風邪だったので問題はありませんでしたが、色々なことを含めて教えて欲しいことがあった場合、その生活全般を安心して相談出来るアドバイザーの方がいてくれたら、母親にとってこれほど心強いことはありません。そしてそれは誰にでも当てはまることだと思います。
◆私は地方に住んでおりますので、もしかしたら「サプリメントアドバイザー」の資格を持つ方がいないのかも知れませんが、もしいらっしゃる場合、店頭などでその方を紹介する張り紙だとか、解り易いネームプレートを付けるだとか、そういう風にお店側からの積極的なアプローチがあってもいいんじゃないかなあ、と思いました。皆さんはどう思われますか?
◆きっとこれから健康食品の急激な市場の拡大に伴い「サプリメントアドバイザー」と呼ばれる方々が増えて行くのだと思います。それと共に私たち消費者も一度原点に戻り、改めて「健康食品を見る目」を養わなければいけない時に来ているのかも知れませんね。
◆何を信じたらいいのか解らないくらいに嘘の多い時代。すべてのアドバイザーの方々が本物であることを私は期待し、それを願わずにはいられません。
〜あなたはサプリメントをどのように利用していますか?
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