インターネットを使って簡単に宿泊予約ができる高級旅館が増えてきた。これまでは旅行会社の窓口を通じて予約したり、旅館に直接電話をしたりする必要があったが、ネットなら条件にあった旅館を昼夜にかかわらず簡単に検索・予約できる。ネットの強みを生かして個人客の潜在需要を取り込もうと、各旅館は様々な工夫を凝らし始めた。（中略）まだまだ主流になるには程遠い状況だが、（中略）個人客が中心の高級旅館などでは、一段と利用が広がりそうだ。
------------------------------（ここまで日本経済新聞記事）
◆でも、こうしたネットでの予約システム。「ただの旅館側の顧客率上昇作戦」と思うなかれ。私の場合、もう少し違った理由で、このシステムを利用しています。
◆実は私、軽い言語障害があって、電話が苦手です。そのため、これまでは、予約の電話などはなるべく、誰か代わりのひとにかけてもらうのが常でした。でも、このシステムならば、自分で予約ができるので、以前から、よく利用しています。ネット予約にはこんなメリットもあるのです。
◆ただ、弱点も、なきにしもあらず、です。例えば、電話ならば、旅館側のかたたちの雰囲気がそれとなく伝わってくるものなのですが、ネットだとそれが分からなくて、いざ足を運んでから、旅館側の心無い対応に傷ついてしまうことも、たまにあります。
◆今後は、旅館のかたたちと予約確認メールなどを交わせるようにするなどの方法ができるようになれば、もっといいなと思います。
◆ネット予約が広く普及することによって、これまで予約を躊躇していた聴覚障害や言語障害を持つかたがたも、気軽に旅行や余暇に足を向けられるようになるはず……。このシステムと一緒に、心のバリアフリーも進展していければ、素敵です。私はそう願ってやみません。
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