(前略)最近は様々なチケットの割引サービスも登場、敷居の高そうな公演も手軽に楽しめるようになった。(中略)
券の「出物次第」で、公演直前にならないと入手できるかどうかわからない。このため、友人らと日程を合わせ、一緒に利用するのは難しい。その代わり「気が向いたときに」という単独行動の強みを生かせる。(後略)
-------------------------------------(ここまで日本経済新聞記事)
◆例えば日本フィルハーモニー交響楽団(東京・杉並)では前半と後半の間に休憩をはさむ長時間の公演に限り、演奏会の途中から割り引きで入場できる「ビジネスマンの得券」を販売。新国立劇場では1〜3階の特定座席に残席があれば開演後に割引販売(オペラ、バレエ、コンテンポラリーダンスのみ)、歌舞伎座の4階座席で演目1つを1000円前後で見られる「一幕見席」の当日発売などなど。ほとんどの映画館で実施されているレディスデーは主婦にはおなじみかも。
◆こういったサービスのおかげで、気軽にホールや映画館へ行けるようになるのはうれしいですね。でも「行ってみなければわからない」という一面もあって、何人もそろってスケジュールを合わせて行くのは無理かも。わたしもレディスデーで行ってみたらとても混んでいて、見ようと思っていた映画と別の映画を見てきたことがあります。
◆また、インターネットで公演直前にチケットを入手する方法もあります。「イープラス」では公演直前に割り引く「得チケ」サービスあり。登録会員が対象で割引率は公演によって違いますが半額になるものも。クラシック専門なら「チケットポンテ」が使えそう。「チケットポンテ」では購入した公演の内容が気に入らなくて途中退場すると、全額払い戻してくれるそうです。
◆先にチケットが用意できるのでホールの入口で待たなくてすみますが、もちろんネット購入は早い者順。安いチケットが出たときに買わないと、すぐ売れちゃうかも。枚数だってまちまち。友達に「行く?」って聞いている間になくなってしまいそうです。
◆だからお得サービスを利用しようと思ったら、「1人で思い立ったときに行く、申し込む」が正解でしょう。「1人じゃ行きにくい」と尻込みしてしまいそうですが、今まで聞いたことのない音楽、初めて見る舞台など、その時たまたま手に入れたチケットが、新しい世界へのパスポートになってくれるかもしれません。
◆一方で「チケットポンテ」のサイトを見ると主催者側が、買い控えや「一見のお客で終わってしまうのでは」ということを心配してポンテでのチケット取り扱いをためらっている、という事実もあるそうです。でも高いチケットに手が届かなくて、客席が空いてしまうよりいいのではないでしょうか。それにその公演が見る価値のあるものならば、絶対に行きたい人は事前にチケットを購入しておくはず。 レベルの高い催しを企画する、宣伝に工夫するなど主催者側が努力しなければならないこともあると思います。
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