ヘルシーさを売り物にしたラーメンが相次いで登場している。カップめんメーカーは、コレステロールを低くする成分を含んだり、カロリーを半分以下にした新商品を発売した。ラーメンチェーンでは大豆を使ったメニューもある。塩分や脂肪分が気になる消費者向けに薦める。
エースコック(大阪府・吹田市)では、カップめん「はるさめヌードル」の販売を始めた。めんは春雨を採用、スープの油も大幅にカット、カロリーを従来品の半分以下に抑えた。「鶏団子とアスパラのチキンコンソメ」(165kcal)と「海鮮と茎わかめのシーフードタンメン」(147kcal)の2種類で、各165円。(中略)
日清食品は、「おなかの調子を整えます」とパッケージに明記したカップヌードルを発売中。生活習慣病の予防に役立つと、厚生労働省が認定した特定保健用食品で「サイリウムヌードル」と「キトサンヌードル」の2種類。価格は各200円。
サイリウムヌードルは、オオバコの1種で食物繊維を多く含み、整腸作用があるというサイリウムを5g配合。キトサンはカニなどの甲殻から抽出される動物性食物繊維で、コレステロールを低くする作用があるという。両商品ともスープの塩分を既存のカップヌードルに比べて50%近くカットした。(中略)