一日講座が20〜30歳代の働く女性に人気を集めているという。だいたい受講時間が1〜2時間で、料金は無料から材料費程度までと手ごろなので、友人を誘ってあくまでイベント感覚で参加できるのも人気の理由の一つでのようです。
◆この記事を読んで最初率直に、習い事も変わったものだなと思いました。就職して2,3年は遊びに忙しく、4年目には結婚して共働きの兼業主婦となり、その後出産を機に専業主婦になった現在も習い事をしている時間などありませんでしたので、習い事事情に詳しいわけではありません。せいぜい子供の頃にピアノを10数年習ったという程度の習い事の認識ですが、従来は一定期間続け技術を習得するものでしたよね。
◆リクルートの雑誌「ケイコとマナブ」は昨年3月号と4月号に「1回完結レッスン」特集を組み、同誌編集部によると、読者アンケートで8割以上の女性が一日講座を指示しているということが証明されたとのことです。
◆しかし、主催するスクール側の意図とは、大きなギャップがあるよう。スクール側はあくまで長期の本講座受講につなげるためのいわば入門編のつもり。たとえば、フラワーデザインの場合、「教室の雰囲気を知って、安心して入校してもらう」のがスクール側の本来のねらいだそうですが、実際に本コースに入る人は4割程度にとどまり、「作品ができたので満足」と、本講座へは申し込まないという人が多いそうです。
◆従来型の技術習得を目指す習い事とはかなり違ってきているようですね。でも、これなら、私のようにまだ子供が小さな主婦でも気軽に参加できそうです。日常とは違うことに集中するのは、気晴らしにはもってこいではないでしょうか。
◆主催しているスクール側の思惑とは違ったようですが、逆転の発想で一日講座は本講座とは別のものと考え、もっと種類や中身の充実を図り、一日講座を体験した上でもっとやりたくなった人が本講座にきてもらえれば儲けものといった感じにとらえてはどうでしょうか。まだまだ発展の余地がありそうな気がします。
◆もちろんその一方で、語学やパソコンなど従来型の習い事に対する関心も強く、習い事の二極化が進んでいるといえるそうです。
◆いろいろな面で本当に私たちは選択肢が広がっていっていると思います。習い事にまで現代的な変化が及んでいるということでしょう。現在の私の立場からいわせてもらえれば、この変化は嬉しいことです。子育て真っ最中の主婦に習い事など考えられなかったのですが、一日講座なら子供を主人に任せて参加することもできます。こんな楽しそうなことを独身の女性にだけ味あわせるなんてもったいない。おもしろそうな講座を見つけて、主婦仲間を誘って参加してみようかなと思っています。
◆経済的には豊かになった日本ですが、景気は頭打ちで今までのように急速な発展とはいかないでしょう。ここらで一休みして、心の豊かさを育てるためにもたくさんの習い事に挑戦した上で、一生涯できるようなものを見つけられたら最高ではないでしょうか。
〜女性に人気の一日講座についてのごご意見はこちらへ:mailto:info@e-koe.net?subject=★暮らしの情報アンテナ・主婦の目チェック★「女性に人気の一日講座」についての私の意見