「美容室」と「理容室」の違いは、いったいどこにあるのでしょうか。そんな疑問を持った人は、私だけではないと思います。
ただ、漠然としたイメージとして「美容室」は女性が行くところ、「理容室」は男性や子どもが行くところといったものはあります。しかし、それは正しい解釈ではないそうです。
さっそくですが、美容室と理容室の違いについてまとめてみました。
<「美容室」と「理容室」の違い> |
(美容室) |
髪を整える
パーマネントウェーブ、結髪、化粧等の方法により容姿を美しくする |
(理容室) |
髪を切る
頭髪の刈込、顔そり等の方法で容姿を整える |
なるほど、漠然としていたイメージが形になりました。
近年では、美容室が化粧の一部として「顔そり」をすることが認められたり、パーマをかける理容室も誕生しています。しかし、美容室と理容室を兼用した形での経営はできないそうです。
これは、幼稚園と保育所が別のものであるのと同じです。もちろん、教育の現場では幼保一元化が検討されていますし、従来3歳から入れる幼稚園も2歳児から入れることへの動きもあり、時代は刻一刻と変化しています。
話は横道にそれましたが、私は小さいころは理容室へ行き、いわゆる「ワカメちゃんカット」をしてもらっていました。それが、美容室に変わるようになったのは中学生になってからでした。同級生が美容室へ行き出したので、それにつられて利用するようになったのです。美容室というと、どこか高級な感じというか大人のイメージがありました。
といっても、中学生のカットですから、結果的には特別変わったことはありませんでした。ただ、髪の毛を切るときに、何段にも分けて留め、作業が丁寧だったのは理容室との違いだと、当時は感じました。
私も成人すると、それなりにパーマも楽しみました。でも、ある程度の年齢
に達すると髪の毛にこだわることがなくなってきました。
若いときは、岩崎宏美さんみたいにきれいなストレートだったのですが、加齢とともに勝手に茶色く、先端はくるっとウェーブがかかるようになってしまいました。髪の毛そのものも細くなり、若いときの半分の量ぐらいに感じるようになり、カット代がもったいないと思うようになり、ついに自分で切るようになったのです。
もちろん、前髪は以前から自分で切っていましたが、後髪はほんとうにむずかしいものです。今回、1年ぶりに切りましたが、落ちつくまでに2〜3日かかるでしょう。というのは、髪を洗ったあとに切り残しが出てくるからです。
いまの時代ですから、先端をピタッと揃えなくてもおかしくはありません。
でも、あきらかに失敗したと思える切り方はちょっと恥ずかしいです。
ここで、私のカット方法を書かせていただきます。
<自分で髪をカットする方法> |
入浴前がいい
皮膚についた髪を洗い流すことができるから |
生ごみの前日がいい
次のごみ出しまで置いておくのが嫌だから |
髪を濡らして固まらせる
しっかり固まらせると切りやすくなる |
美容ばさみを利用する
歯の部分がぎざぎざになったはさみを使うと髪の量を減らしたり、切り口を適当にごまかすことができる
大事なところは、普通のはさみを使用(100円のものでいい) |
ちなみに私の頭は、「アルプスの少女ハイジ」みたいな状態になっています。まだ、先端部分が不自然ですので、ようすをみながら「ぎざぎざはさみ」で整えていこうと思っています。
さて、美容室でのカット代金はいくらほどかかるのでしょうか。最後に行ったのがいつだったか覚えていませんが、たしか税込みで3,150円だったような記憶があります。
その価格が1,500円くらいの店があると知人から聞いたことがあり、実際にその店の近くは何度も車で通り抜けました。そこは、理容室ですが、女性客も大歓迎ということだそうです。切るだけなら、そこで十分だと納得できます。
また、ずっと以前、理容師のコンテストに出場する女性理容師を取材していた番組がありました。コンテストに出場するために、自分のイメージに合ったモデルをスカウトして、いっしょにエントリーするというものです。その理容師は、街中で見知らぬ女性にモデルを頼み、コンテストに臨みました。頼まれたほうも、おそらくびっくりしたことでしょう。
でも、コンテストでのでき映えをみて、男性が行くところという理容室のイメージが大きく変わりました。もちろん、男性が美容室へ行くことにはまったく違和感がありませんね。これも時代の流れです。
このように、美容室と理容室の特徴を理解して、うまく利用することもいいかもしれません。ちなみに、私は、これからも自分で切り続けると思います。
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