先日、テレビ番組で、また新しいダイエットが紹介されていました。といっても、私が観るのは初めてでしたが、巷ではすでに実践している人もいるそうです。
その結果、成功した人、失敗して逆に太った人、効果がなかった人との3通りに分かれました。また、同じ条件で試した母娘の場合、母親には効果がありましたが、娘は失敗したという興味深いデータも得られました。
さて、チョコレートダイエットの「賛成派」と「反対派」が、それぞれ専門家の意見として述べられていましたので、まとめてみました。
【チョコレートダイエット】 |
<賛成派> |
・カカオポリフェノールの働き
過食を抑える
空腹を抑える
基礎代謝アップさせる |
・食物繊維が多い
さつまいも、こんにゃくにも劣らない |
<反対派> |
・高いカロリー |
・チラミンによる弊害
バレンタイン症候群といって、ふだん食べない人が食べると頭痛、嘔吐、鼻血の症状が出る アレルギー体質の人は要注意
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冒頭に述べました街頭アンケートの結果でも、成功した人、失敗した人、効
果がなかった人の3種類に分かれました。母娘でも結果が分かれた例がありま
した。それには、ちゃんとした理由があるそうです。そこで、結論を急いで申
し訳ありませんが、チョコレートダイエットに適する条件をまとめてみまし
た。
【チョコレートダイエットに適する条件】 |
<間食好きであること> |
日常的に間食が好きな人は、お菓子をチョコレートに変えることで、カロリーダウンにもつながる
チョコレートは腹持ちがいいので間食を食べる量が抑制できる
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<40歳以上の人> |
加齢とともに基礎代謝が低くなる チョコレートを摂ることで基礎代謝をアップできる |
<甘いものが好きな人> |
成功した人の92%が女性
甘いものが苦手な人は続けられない |
<便秘ぎみの人> |
食物繊維により、6割の人が改善された |
さて、食べる種類にも大きな問題があるそうです。ダイエットに適したチョコレートは、カカオ含有量70%以上の「ビターチョコレート」が適しているといわれています。摂取量は1日50g、1日3回に分けて食べます。
私が日常的に食べるA社のものは、「ミルクチョコレート」です。箱を見ても詳しいカカオ含有量はわかりませんでしたが、ミルクチョコレートをビターチョコレートに代用するためには、相当量のチョコレートを食べなければなりません。
50gといえば相当な量です。私が食べているA社のものは75g(24片入り)ですので、それの3分の2に相当します。つまり、この甘いチョコレートを毎日16片食べることになります。もちろん、ビターチョコレートの場合は、これよりは食べやすいとは思います。それでも、この暑い夏に食べるとなると、完全にギブアップするでしょう。
スーパーのお菓子売り場をよく見ると、夏場はチョコレートやチョコレートを含むお菓子の在庫が少ないことが分かります。それだけ、夏場のチョコレート需要は低いのでしょうか。もちろん、チョコ入りアイスは別ですが……。私も、A社の75g入りのチョコレートを2日ほどで平らげていたのが、夏に入ってからは、冷蔵室のチルドコーナーに眠ったままです。食べたとしても、1回に1片がやっとです。
いろいろなことを考えると、このチョコレートダイエットのハードルの高さが納得できます。母娘で試した結果、母親だけが成功したのは、年齢が40歳を超えて基礎代謝が落ちていたからかもしれません。
どんなダイエットもですが、成し遂げるのは並大抵のことではありません。
この原稿を書く前に体重を計ってみましたが、真夏の蒸風呂状態のなかにいて、食欲が減退しているにもかかわらず、体重はあまり減っていないのです。
そのかわりに、基礎代謝が低カしているのが自分でもよくわかります。収入が少ない分、支出を抑えようとする働きがあるのでしょうか。自分の体のなかでも……。
みなさまも、長い目で見て健康的なダイエットを心掛けてくださいね。
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