少し前にテレビで話題になった24<トゥエンティーフォー>、気になっていたので試しにレンタルをしてみることにしました。すると私も主人もすぐに話しに引き込まれ、あっというまに I シーズンを見終わってしまいました。
I シーズンの大まかな内容は、テロ対策組織で勤務するキーファーサザーランドが演じるジャック・バウアーが、テロ集団が企む、大統領候補の暗殺計画を阻止しようと全力で対抗する24時間を画いています。
その中でジャック、大統領候補とその一家、ジャックの家族がそれぞれ別の目的で動いているのですが、いずれそれぞれの話しが重なり合って一つの結末に向かっていくのです。
この話しの見どころは、バウアーとテロ集団との対決シーンも非常にスリルがあり、ハラハラドキドキするシーンが次々と出てきて息もつけない場面は大きな魅力ですが、もう一つはジャックの勤務するテロ対策組織に敵の内通者がいるという情報をジャックがつかんだのですが、その人物の正体の意外性は I シーズンでの最大の見せ場でしょう。
他にもこちらを驚かせてくれる内容は随所に見られます。
あと、話しを見終わったあとに、別の角度からの楽しみ方があるので見逃さないように紹介しておきます。
I シーズンはとても衝撃的なシーンで終わります。思わず「どうしてーっ」と叫びたくなるような意外なことが起こるのですが、まだこれから観られる方のために詳細は書かないでおきます。
そして本編が終わったあとに収録されている最後に「もう一つのエンディング」というのがあります。なんだろう、と思いますが観てみるとなるほど、こちらの期待していたようなエンディングをわざわざもう一つ作っていてくれているのでした。
それを観て本編でのモヤモヤした気持ちを解消してくださいというのでしょうか。これもおもしろい結末なので見逃さないようにしてください。
I シーズンが終わると II シーズンも気になりぜひ観たいと思いましたが、ひょっとしたら I シーズンよりも期待ははずれるかもと思っていましたが、それ以上のスリルと迫力でますますこの話しの魅力にとりつかれ、最後まで観るまでは睡眠をさいてでもみてしまうほどでした。
II シーズンでは別の新たなテロ組織が核爆弾を24時間以内に爆発させる計画をつかみ、それをまたジャック・バウアーがあらゆる手を尽くして対抗するのですが、I シーズンと絡んでいる話しもあったり、人間模様も I シーズンとは微妙に変わっていたりして、よりおもしろくなっています。
このドラマはアクションだけでなく、それぞれ登場する人の感情が、よく表されています。敵、味方にかかわらずそれぞれの場面でのその人の様子が細かく映し出され、感情の変化を感じ取ることができるのもこのドラマの大きな魅力でしょう。
そして II シーズンでの見せ場は、また I シーズンでのテロ対策組織の内通者が絡んでくるのですが、I シーズンでバウアーはその内通者を非常に恨むことになります。そして II シーズンで再開したとき、その人に対しての抑えきれない怒りを表し、緊迫した状況になりそれにもハラハラさせられっぱなしです。
そしてその内通者も I シーズンで見せた顔とはガラリと変わっていて、その変貌振りにも驚かされます。そして II シーズンにも大統領がかかわってくるのですが、最初はお互いの意見をわかりあえず衝突していたジャックと大統領なのですが、話が進むにつれ二人の間に絶大な信頼関係が生まれ、まるで親友のように通じ合っていく様子もよくあらわされています。
現在、III シーズンの途中までレンタルが出ているのですが、それぞれのシーズンで話しは一応完結します。この一応というのもこの話しの特徴が出ているところで、次のシーズンの期待を持たせつつ、見終わったあとにその内容に考えさせられるような微妙な終わり方を毎回しています。
ここで、この話の魅力のポイントをご紹介します。 |
1 |
それぞれの話しがすべて同時進行でリアルタイムに進む。 |
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洋画にひけをとらない迫力とスリル、アクションがある |
3 |
こちらの想像を超えるような意外な話しの展開、登場人物の驚きの裏の顔 |
4 |
ジャックの超人的な行動力、任務遂行への強硬な姿勢、家族へ見せる深い愛情 |
5 |
最後にはすべての話しがつながっていく意外性 |
アドバイス |
人々の会話の中に重要なヒントがあったりするので、見逃さないように集中してみること。リアルタイムでいろいろな人の話が同時進行するのでどの話しも注意してみる。ビデオ・DVDをレンタルする時はそれぞれのシーズンがわかりにくいのでよく確認して借りる事。 |
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