(1) 基本の土台
保険の種類は簡単にわけると終身型と満期型にわかれます。 |
・終身保険→ |
亡くなった時にまとまったお金が入るタイプ |
・満期保険→ |
期間がきまっていて満期になったらお金が入るタイプ |
・そして、これに加えて最近多いのが生存している間にお金が入る保険です。 |
ただしあくまでも保険ですので病気になった時ですが。
さて、おおまかに分けたこの3つのタイプであなたに必要なのはどんな保険でしょう?
保険がおりた場合を考えてみましょう
《30代 男性 独身》 |
終身 |
亡くなった場合の保険の受取人は? 両親 |
満期 |
10年、15年満期で亡くならない場合は自分
亡くなったら→ 両親 |
生存 |
介護の状態になった場合→自分でも両親でも可能
もちろん亡くなった場合も保険はでる→ 両親 |
《30代 男性 妻あり子あり》 |
終身 |
亡くなったら多くの場合が受取人は? 妻や子供 |
満期 |
自分・妻 |
生存 |
自分・妻 |
極めて簡単な比較ですが3種類の特性をみると |
終身 |
残された人のための生活費やお葬式の費用 |
満期 |
貯金するには引き出してしまったりして続かないので貯金代わり |
生存 |
介護の状態になってしまったりした時の医療費や家計のたし |
といった所でしょうか。そしてこの基本の土台に医療保険などがプラスされます。
基本的に保険料を抑えて保障をつけたいのならば掛け捨て型の終身保険でしょう。
掛捨というのは月々の保険料を安くする代わりに解約した時返戻金がほとんどないタイプです。
ですので、やめないつもりで掛けたほうが得です。
逆に満期と生存は終身よりは高くなります。保険料が支払われる可能性が高いからです。
それならば、終身もそうなのですが終身の場合は長くかけられるので
必然的に払っている金額も充分になります。ですが、満期は10年です。もっと短いものもあるでしょうし、生存などはいつ介護の状態になるかはわかりません。
脳の病気にかかったら可能性としてはけっして低い数字ではありません。
なので、保険料がUpしやすくなります。
そして、この土台をふまえたうえ、プラスで医療保険などを付けていくのです。
(2) 基本の土台+医療保険
医療保険 |
疾病医療特約→病気で入院
災害入院特約→けがで入院
成人病医療特約→所定の成人病で入院
がん特約→ガンと診断されたら給付
成人病特約→3大成人病と診断されたら給付
通院特約→5日以上入院後の通院
傷害損傷特約→骨折や顔のけが
傷害特約→災害による死亡または所定の障害状態 |
等です。 だいたいどこの保険会社のものでもこういった内容だと思いますが
気をつけなければいけない事があります。
これはどこの保険会社から入るかの目安になるとおもいます。
1.疾病医療特約は何日目からの入院ででるか?
今時はほとんどが日帰り入院からですが、共済の保険は基本の形のものが5日目からでプラス1,000円で日帰り入院をつけるといった形です。
2.日帰りの場合どんな手術のものが給付されるのか?
3.成人病医療特約は疾病医療特約と一緒にでるのか?
成人病にかかった場合成人病医療特約のほうからしかでないのかというのは結構
大きな違いです。よくチェックしたほうが良いです。
そしてこういった特約の金額をご存知ですか?
今、保険に加入しているならばご契約明細というのがあると思いますのでそこに目を通
して見てください。
ひとつの項目でみれば何百円ですがまとめれば結構な金額です。だからその保障が必要
なのかきちんと確かめることが大事なのです。
(1)+(2)
土台がありプラスで作っていく保険の場合は20代でも5千円以上はするのではないのでしょうか。その場合は解約返戻金もありますし保険の見直しなどは下取りにだすことも可能なので多少余裕のある方や旦那さまの保険などはこういったタイプのものが良いように
思えます。
では、そうではない手軽な保険はダメなのか?
いいえ!そんなことはありません。今は外資の安くて合理的な保険もたくさんあります。
上で紹介したタイプの土台になるものがないもの(医療特約単独のもの)や、
土台があるが保障の金額が何千万とかではなく、何百万のもの。
土台が満期のタイプだが金額が小額なものなどです。
ただ、これらのものは保障の範囲がせまかったりするので該当する病気などはしつこくチェックして下さい。
(3) 手軽な保険
まとまってしっかりと保険をかける余裕がないのならばいいとこ取りで医療保険に入るのも手だと思います。
例えば、普通の医療特約のみの保険にA社ではいり、ガンの保険が売りの保険会社Bにがん特約をつける。など。
その他にも入院した場合のお給料の保証をする保険等。
大きな病気なんかしないと思うけど貯金もないし、いざという時のために・・・とか
保険なんか高いお金払っても一生病気にならなければ無駄と感じたる方とか
保障はほしいのは山々だけど日々の支払いでそんなにお金をかけられないとか
人それぞれだと思いますが、一番大事なのは自分が今どんな保険に入っていてその保険が
本当に自分を助けてくれるのかどうかを認識することだと私は思います。
そこからまず始めませんか?
アドバイス |
※ |
ちなみに結婚したら男性が保険を見直して奥さんのはそのままということがありますが
奥様のも見なおしましょう。また入ってない方は必ず入りましょう!
女性は妊娠すると保険に入れないことがあるからです。
妊娠中毒症の入院でも保険がおりるものもありますし、帝王切開も保険がおりるのです。
女性の病気が(子宮)増えているので女性特約などが充実しているものもたくさんあります。
色々な資料をみてあれこれ選ぶのも洋服を選ぶときのように楽しいかもしれません。
わからないし、難しいし、保険屋さんはしつこいからとか、
そんな理由でほうっておくといざという時泣きをみますよ。
たいした、アドバイスではありませんでしたが少し保険に関する考えが変わっていただけていたら幸いです。 |
|
|