ちょうど１年位前、息子が２才半の頃。私にとって、毎日の食材の買い出しは、イコール、戦場でした（笑）。この頃になると、子供はカートに乗らずに、自分で店内を歩きたくなる（いや、走りたくなる）様子で、その場で商品を開けて食べる、まではしないものの、お菓子のコーナーから全く離れない、こちらの都合には全く付き合ってくれない、叱れば泣き出す、泣かれればイライラする。の、悪循環でした。本当に辛かった〜。
鬼の形相で、泣く子供の手を引いて買い物をしているお母さん。私は一時期そんなお母さんでした。が、いつまでもそれじゃ仕方ない。と、思い、雑誌やら育児書やら、ママ友からの情報やら、自分の母親の話やら、で、勉強をしました。
相手は２才半の子供！負けてなるものか！

何事も、まずは傾向を把握。

	自分	子供
交通手段 到着 順路	自転車 カゴを手に持つ 野菜 ↓ 魚 ↓ 加工食品 ↓ お肉 ↓ お総菜・冷食 ↓ 牛乳・飲み物 ↓ パン・お菓子 ↓ 精算	前にお座り カートに乗りたくないと泣く 野菜（果物試食） ↓ お菓子売場 ↓
会計	白いビニールに	待つ
袋に詰める	自転車	待つ
帰宅		前にお座り

こう、記すと本当にハッキリしますが、子供って、待っている場面がすごく多いんです。何で？って、親の都合で。そのうえ、怒られて泣かされて。ああ、ごめんね、マサヤ〜（息子の名前です）。これじゃ、お買い物、楽しくないよね。

集めた情報の中から、上記の出来そうなのを自己流でやってみました。以下、具体的に紹介します。

１.天気の良い日は、歩こう。
	子供をじっと座らせておくよりも、歩いた方が良いみたいです。 思っているよりも、子供は体力があって、靴を履いて外を歩くのが大好き。 特に、ゆっくり買い物をしたいときは、この際、遠回りをして疲れさせて、カードで休息をさせる。すると、あら？不思議！ぐずらずに座った！なんてこともあり。

２.買い物の所要時間を短縮しよう。
	じーっと子供が待てるのは、どれくらいでしょうか？ うちの子は３０秒（笑）？ 家で必要な物をメモしてから買い物に出たら、所要時間は半分以下になりました。

３.１つづつ、約束をしてみよう。出来たら褒めてみよう。

「ウロウロしないで」 「勝手にカゴに入れないで」 「泣かないで」 「ええ?！！おしっこ？」 ここは我慢。成長のスピードは個人差ですが、いつかは卒業する「ヤダヤダヤダ?」を、ぐぐぐっと、堪える所です。 例えば、今日の課題は「お母さんの側から勝手に離れない」に、しましょう（とはいえ、これ、すごく難しいですよね）。 タイミングとして一番良いのは、カゴを持った時です。 「いい？お約束。 お母さんね、今日は色々お買い物があるんだけど、なるべく早く頑張るから、マサヤくんはお母さんから勝手に離れないって約束できるかな？ マサヤくんがいなくなっちゃうと、お母さん心配しちゃうんだ〜。 マサヤくんもお母さんがいなくなっちゃうと困らないかな？」 子供に対してどうしてダメなのか、お話しするって大事です。 こちらの都合に付き合ってもらうのだから、お約束は１つで十分。 守れなかったら、また次回に期待。次は出来るかな？

４.混雑時は避ける。
	火曜日の午後４時からが、安いんです。って、事情もあるけれど、子供と一緒の時は、空いている時に買い物をしましょう。 不思議なもので、店員さんもレジのお姉さんも、閑散時の方が絶対に優しくて丁寧です。

５.マイカゴ・マイお買い物袋を持参しよう。
	サッカー台で袋に入れている時間。省略しちゃいましょう。 レジでの会計が済んだら、直ぐにお店から出られるって、楽ですよ。

６.食品の名前を教えてあげよう。
	２才半。いろいろ、言葉を覚える時期です。 スーパーの中には単語が沢山あります。 「これはなーんだ？」 「にんじん」 「正解」 話しかけてあげれば、ほら、楽しそうじゃないですか？ 発展してくると、 「ニンジンさんはどーこだ？」 「ここ」 とか、 「ニンジンさんを持ってきて」 「はーい」 とか、できるようにもなります。

ちょっと考えて、ちょっと対策を練ったら、お買い物、今では苦痛な物ではなくなってきました。私がジタバタしている間に、子供が成長しちゃったのもあるかと思いますが、ちゃんと歩いてくれるようにもなったし、多少は待てるようにもなってきました。なんだかんだ言っても、子供は笑顔が可愛い。私は、いつも負けてばかりのお母さん。今日も結局一つお菓子を買っちゃったんですけれど・・・。買い物で困っているビギナーお母さんの参考になったら、嬉しいです。