市販のカップケーキは、甘過ぎたり、べとべとしたりして、どうしても敬遠しがちです。かといって、自分でつくる勇気もありません。ずっと以前、蒸しパンをつくったことがありますが、固過ぎて食べることができなかったのです。
私は、あるメーカーのミルクチョコレートの大ファンで、紙パッケージに入っている板チョコタイプを購入しています。内容量は75グラムですが、店によって、あるいはバーゲンの日によっても違いますが、だいたい80円前後の価格です。ただし、コンビニでは100円しますので、くれぐれもご注意を!
その紙パッケージには、チョコレートを使ったいくつかの種類のお菓子が1品ずつ掲載されています。その中から、「チョコカップケーキ」をつくることにしました。材料は次の通りです。
【材料】 |
直径8センチカップ・9個分
有塩バター:80グラム
砂糖:90グラム
薄力粉:90グラム
ベーキングパウダー:小さじ1杯
卵:Mサイズ2個
チョコレート:1枚(75グラム)刻んでおく
お好みのジャム:大さじ4杯 |
ここからが、私のオリジナル材料です。以下のように変更しました。
有塩バター → マーガリン
砂糖 → はちみつ
チョコレート → ミルクココア
ジャム → なくてもいい
ふだん、クッキーをつくるときは、材料をビニール袋に入れ、手の温度で温めますが、今回は、ボウル代わりとして片手鍋(雪平鍋)を使用しました。薄力粉以外を最後に加えるのがポイントです。もちろん、材料は目分量ですので、なんどか失敗を重ねながら、自分の好みのものをつくればいいと思っています。
バター(マーガリン)は、ふだん使っている味のものが無難です。あらかじめ軟らかくしておくといいのですが、忘れてしまってもだいじょうぶです。ただし、薄力粉を加えるまえに、なめらかにしておきましょう。ガスレンジに少しかけると、全体的になめらかになってきます。
全体がなめらかになってきたら、薄力粉を袋から直接、少しずつ慎重に加えていきます。それをオーブンレンジのターンテーブルの上に並べたアルミ型に流し入れればOKです。アルミ型は、アルミ部分の上にクッキングシート部分を重ねます。9個分が目安ですので、1回で焼けます。
前回、生地を入れるとき、おたまじゃくしを使ったため、クッキングシート部分がズレてしまいました。今回は、スプーンで生地をすくって入れ、クッキングシート部分とアルミ部分が安定したのを確認してから、残りを注ぎ込みました。
オーブンレンジは、170度で3分ほど予熱します。そして、本番。15〜20分焼くとのことですが、ようすを見ながら判断します。でき具合は、つまようじや、フォークなど身近にあるもので、刺してみてきれいに焼けていればOKです。
材料にこだわらず、余っているものを有効利用して意外と簡単にできる「カップケーキ」です。市販のものよりは各段と安くできますし、代用できる食材を使えば金銭面でも節約になります。
もし、甘味が足りなければ食べるときに、ココアをふりかけるなど工夫ができますが、その逆はできませんので、甘さ控えめにしたほうが無難でしょう。 |