いまは、引越しシーズンではありませんが、引越しに縁が深い転勤族の人のためにも、私の経験をお話させていただきます。
まず、手持ちの大型荷物を新居に持っていけるかどうかです。広い家だからといっても安心できません。部屋数が多くて室内が広い分、窓の数も多くなるのが通常です。せっかくある窓をふさいでまで荷物を置くなんてことはしたくありませんよね。そうなるとネックになるのが、家具のサイズ、特に横幅です。
また、新居に持っていかない家具の処分にも困ります。
いきなりですが、私が経験したことを表にまとめさせていただきます。
<家具のサイズを測る> |
・手持ちの家具のサイズ(横幅、奥行き、高さ)を計り一覧表にする |
・計測は0,5センチまで正確にする
内開きドアの場合、ちょっとのことでドアの開閉に支障をきたす |
<間取図を正確に縮小して作成> |
・各部屋のよく見えるところに、
間取図(カレンダーの裏にマジックで)を貼っておく |
・押し入れの中も、天袋、上段、下段と分けて記入する |
<小さい荷物にも搬送先を記入> |
・ダンボールのよく見えるところに、
搬送先(和室、リビングなど)を記入した紙を貼っておく |
・押し入れ行きの荷物にも忘れずに |
・すぐ使うものは、自分で運ぶ(自分の車に入れておく) |
<引越しファイルを作成> |
・引越しのときに必要な書類の保管 |
・購入したもののレシートを整理 |
・資金調達方法(どの貯金を取り崩したかなど) |
・家具サイズ一覧表(次回の引越しに役立つ) |
・引越しにまつわる諸々の手続きを日付順に記録したもの |
<挨拶状の作成> |
・前回は、12月でしたので、年賀状といっしょにした
それ以外の季節は、時間があるときに作成して、引越し後すぐに投函した |
・近所への挨拶まわりの品も、時間のあるときに用意しておく |
<冷蔵庫の整理> |
・冬場でも、半日もすれば冷凍食品は溶けてしまうので、引越しまでに
食べてしまうようにする |
<新居の準備> |
・台所、洗面所、お風呂、トイレなどは、引越しする前に整えておく
(ただし、遠くへ越す場合はたびたび行けないので無理かも) |
さて、3年前現在のアパートに越してくるとき、手持ちの大型家具をいくつか手放すことになりました。その方法に悩み、引越し業者に相談したところ、荷物の搬送の途中で廃棄施設(清掃センター)へ立寄ってくれることになりました。もちろん、実費は必要です。
その方法は、車の中にロープで線引きをして、廃棄する家具を最後に積んで作業がしやすいようにするというものです。もちろん、家具にも張り紙をしておきました。引越し業者に頼んだおかげで、手間が大幅に減りました。
さらにうれしいことに、当日作業を担当した従業員が欲しい家具があり、廃棄予定だった家具の大部分を引き取ってもらうことができたのです。もちろん、売買は「ただ」です。しかし、捨てる予定だった家具を再利用してもらえることは、この上ない喜びです。また、当然ながら、廃棄施設の手数料も安くなります。(手数料は重量計算ですから)
そんなこんなで、3年前の引越しはうまく行きました。その1つとして、前回のときと同じ業者を指名していたということがあります。
前回の引越しのとき、2つの業者に見積もりを依頼したのですが、A業者は電話だけで済まそうとしたのです。不安は的中しました。私の荷物のなかには、重い婚礼家具がありますが、A業者は、家具の容量だけ考えて、重さなどは考えていなかったのです。もし、A業者に頼んでいたら、当日とんでもないハプニングが起きていたことでしょう。
私が依頼したB業者は、きちんと自分の目で確かめて見積もりをしてくれました。それが正解でした。といっても、実際の現場で作業するスタッフとの思いとは違う場面もありましたが、それでも、机上の計算だけで済ませるA業者に頼むよりは安心できました。
また、今回はテレビデオのビデオ部分が故障してしまったのですが、引越し家具に保険が掛けられていたことを思いだし、その修理費用をまるまる負担してもらうことができたこともさいわいでした。ダメ元で、B業者に相談したことがよかったと思います。
「こんなことを聞いたら恥ずかしい」「ダメだったら、自分のすべてを否定されたような気分になる」と消極的になりがちですが、なんでもダメ元で、わからないことはどんどん聞くことが大切です。
ひとり暮らしでの引越しは、私を精神的に強くしてくれました。 |