人を人とも思わない、そんな悲惨な事件が後を断ちません。事件直後からマスコミの過熱ぶりは異常なほどです。最近は、他のメディアの姿が映らないように工夫はされているそうですが、それでも中継場所が同じですから、音声が入ったり、アナウンサーの姿が出てしまったりすることはあります。また、スタジオには、その道のプロを招いてなんらかのコメントをもらうなど、用意周到です。
そして、容疑者逮捕か? の報道が流れると、「待ってました」といわんばかりに、容疑者にまつわる数々のエピソードが流されます。事件関係者へのインタビューも常識の範囲を越えています。
夕方6時のニュースは、どの局を見ても新しい事件関連の情報をリアルに報道しています。
以前、更年期障害で精神的に落ちこんだ友人が言っていました。「仕事を終えて帰宅、夕ご飯の仕度をしながらテレビをつけると、暗いニュースばかりで嫌になる。意識して、NHKの教育テレビをつけるようにしていた」と。
たしかに彼女のいうとおりです。夕方6時台は、教育テレビ以外はほとんどがニュース番組ですから。私は、仕事の都合上、ニュース番組を無視することはできません。でも、それがすごくストレスになっていることはたしかです。
暗いニュースは、観る側の心も暗くしてしまいます。
そんなとき、私が購読している新聞のコラム欄で「日本笑い学会」のことを知りました。さっそく、詳細を調べてみることにしましたが、なにしろメモリが小さいパソコンを酷使していますので、そのホームページにアクセスできるまでの時間の長いこと……。ウイルスソフトを新しくした影響もありますが、とにかく、立ち上がりがすごく悪いのです。マウスが突然動かなくなったりするアクシデントも不定期に起こります。私は、そのホームページにたどり着くまでに、相当ストレスを感じました。
ここで、「日本笑い学会」について、新聞のコラムと合わせ紹介させていただきます。
<日本笑い学会について> |
(設立年月日) |
1994年7月9日 |
(事務局所在地) |
大阪市 |
(代表者の職業) 氏名は省略 |
会 長 1名 |
大学名誉教授 |
副会長 5名 |
作家 演芸プロデューサー 大学教授 医師 ユーモアコンサルタント |
(構成員) 約1,000人 |
職種を問わず、笑いに強い関心をもっている人であれば参加できる
大学教授 医師 歯科医師 看護師 高校教員 僧侶 弁護士 カウンセラー 会社役員 公務員 会社員 主婦 テレビ関係者 新聞記者 評論家 作家 お笑いタレント 学生 |
(理念) 新聞コラムより |
笑いの効用を「親和」「誘引」「浄化」「開放」の4点に整理する
笑いが心を癒し、病気を治すということ
笑い合うことで、人は仲良くなり、多くの人を引き寄せる。さらに心身を浄化し、開放する。 |
私たちの日常で、大声を出して笑うことがどれだけあるでしょうか。もちろん、住宅事情もありますし、ひとり暮らしの場合ですと、ひとりで笑っていたら誤解されるかもしれません。でも、ほんとうに愉快なことに遭遇したら自然に笑い声が出るものだと思います。
以前、ワンルームに住んでいたときは、電話の話し声が全館(10室)筒抜けという状況でプライベートもありませんでした。しかし、隣に越してきた若い女性は、テレビを観て「わっはっは」とよく笑う人でした。彼女は、養護学校に赴任してきたため、ワンルームを借りていたのですが、精神的にも肉体的にも大変な仕事を乗り切っていたのは、その豪快な笑いがあったからかもしれません。
なんらかの事件が起きたとき、容疑者の幼少期にまでさかのぼっていろいろな取材がなされます。そのなかで「笑わない子だった」というコメントがよく出てきます。でも、それは「笑えない子だった」というのが正解ではないかと思います。
「泣く」場合でも同じですが、極限状態に陥ったとき頼る人がいないと、子どもでも「泣けない」のです。あの「阪神大震災」のとき、そのことが問題になりました。
私も、自分の弱みにつけこまれては大変!とガードを張っている部分もありますので、自分の感情表現には乏しいものがあると思います。
そんな私が、意識して取り入れている「気分転換」の方法を紹介したいと思います。
<気分転換のためにしていること>
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お笑い番組を意識して観る |
好きな音楽を聴く
特に自作曲は、自分を勇気づけてくれる |
家のなかを掃除する
片付けたり、なにかを壊すのはストレス発散になる |
<気分転換にならない場合> |
お笑い番組でも「生放送」の場合
フロア・ディレクターになった気分で、時間配分ばかり気になり、番組を楽しめない |
暗いニュースや、険悪なトーク番組を観ること
たいてい、お昼どきが多いが、体に悪い |
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