夫の転勤で2,3年ごとに日本各地を転々としてきました。同じ日本でも、微妙な生活習慣の違いがあり、困ることもありますが中々楽しめます。中でもこの夏まで住んでいた福岡県が宮城生まれの私にとっては印象的でしたのでここに記載してみました。もし、これから九州方面に引っ越す予定のある方は是非ご参照下さい。
九州の生活で違いを感じたこと |
(1)幼稚園帽子 |
帽子の後部に首に掛かるまでの布がついている |
(2)水筒 |
小学生は毎日水筒を持参する(一年中) |
(3)醤油 |
刺身用の醤油が甘い |
(4)豚足 |
当たり前のように皆好んで食べる |
(5)お酒 |
ほとんどが焼酎 |
(6)ラーメン |
どこに行っても豚骨味 |
(7)そば |
お蕎麦屋さんを見かけない |
(8)夏の服装 |
女性は外では皆長袖を着ているか、ロング手袋着用 |
(9)紅葉 |
色がつかない、青々していて、あっという間に落葉する |
(10)台風 |
台風予報が出ると、すぐさま前日に翌日の休校を決定 |
(11)雪 |
ほとんど降らない、雪が舞っただけで幼稚園は早帰り |
(12)若い女性 |
今時の若者語より方言を使うのでソフトな感じ |
(13)しめ縄 |
お正月のしめ縄の形が蝶のような形 |
(14)地震 |
ほとんど無い、あっても震度2程度 |
こんな感じで地域性の違いを感じました。
(1)の帽子は昔の日本兵の帽子みたいに見えてすごく違和感を感じましたが、首を日光から保護する為のようですね。
(2)は特に登下校中、炎天下のときなどの水分補給。水道水はぬるくて飲めません。
(3)の醤油はどうしてもだめでした。とろーりとした醤油でソースっぽいんですよね。
(4)豚足、当たり前のようにどこのスーパーにも並んでます。食べたことがないと言うとびっくりされます。福岡ではボイルした物をグリルでこんがり焼いてポン酢をかけて食べますが、想像していた味と違いあっさりしていて美味しい。他の地区では味つけをして煮たりしてますが、そっちはだめでした。
(6)(7)には困りました。普通の醤油、味噌味のラーメンがありません。豚骨でない店を雑誌で探して行くのですが、次回来るとつぶれてたりします。豚骨しかはやらないようです。蕎麦屋も同様に探すのに苦労します。西日本はうどんがメインなので蕎麦はあまり好まないのは知ってましたが、たまに蕎麦があるので食べてみると、醤油味でなく、うどんと同じだし汁だけのスープを使っていて、違和感。
(8)引越したばかりのとき、暑かったので袖なしと半ズボンで行動してましたが三日で紫外線による湿疹 だらけになりました。観察してみると、外に出るとき、女性はたいてい長袖の上着と手袋をしていました。東北人なので紫外線対策が甘かったようです。
(14)私が在住のとき福岡では100年ぶりと言う震度5の地震がありました。宮城県沖地震などで震度4,5の地震なんて慣れっこの私にとっては、なんてことないことでしたが、福岡人にとっては初体験。皆パニックでした。ニュースを見ると地震で一番多かった怪我は骨折。なぜ?と思いきや、理由は驚いた人が二階から逃げようとして飛び降りたらしい・・・・。
と言うわけで、2年間だけでしたが、福岡の生活を楽しんできました。温かい地域の人はやはり明るいですね。ただ、これから九州へ引っ越される予定のある東日本の方は今のうちにお蕎麦と普通のラーメンを食べておいた方がいいですよ。
|