「面接」それはどんな形であれ一生に一回は誰もが体験することだと思います。
今回参考までにと思い紹介します「面接」とはアルバイトにしても正社員にしても派遣社員にしても「働く」ためについての面接です。
その中でも最近は“派遣”という形で働いている人が多くなっています。
そしてその派遣会社に登録しているスタッフは沢山いるのですが、ではその中の誰もが仕事をもらえるのでしょうか?
そうではありません。その中からどの人材が最適か、派遣会社からみてお客様にあたる、企業に紹介できるひとか否か選ばれるのです。
直雇用の会社より比較的簡単に就職できるといったイメージが強いかと思いますがそれは
たくさんの仕事先をかかえているからです。能力や適性によって紹介する仕事を選び、振り分けていきます。今はそういった人をコーディネーターともいいます。
では派遣に登録してもこんなことないですか?
登録したけど仕事がこない。
どうしてでしょう?
派遣会社は沢山の人材が欲しいです。とはいえ募集する側も即戦力で使える人間か、あるいは実務経験が乏しいとはいえ教えれば習得していける人間かを選びます。
ではそれをどこで判断するのか、考えたことありますか?
まずはその前に派遣会社の簡単な仕組みを説明します。
派遣会社というのは「働きたい人」と「働く人が欲しい会社」との間に入り、ある一定の雇用期間のあと直雇用になる紹介型(紹介予定派遣)や、派遣会社の人間として派遣する一般派遣等といったかたちで成り立っています。
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↓登録・面接 ↑ 直接に契約は取り交わさない |
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→契約← |
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良い電話のかけ方 |
1. |
何の要件でかけたのか伝える
当たり前の事なのですが、それができない人が沢山います。
会社によっては専門のスタッフがいる所もありますがいない所もあります。
派遣会社というのは問い合わせ(登録済みのスタッフ等)の電話や取引先からの電話などが非常に多いですので、きちんと「○○を見て電話したのですが」や「応募でお電話したのですが・・・」と伝えましょう。
悪い例:「○番の仕事って〜どこですか?」
自分の聞きたいことだけしか聞いていませんよね?
相手のことはおかまいなしです。 |
2. |
どこのどういった仕事が希望か伝える
会社の人から何か質問されるのを待って黙るのはマイナスです。
仕事先によって質問の内容が変わってくる場合もありますのでどこの(勤務地)
どういった(職種や職務内容等)仕事が希望か伝える。いくつか希望がある場合も伝えたほうが良いでしょう。
悪い例:「仕事したいのですが何かないですか?」
漠然としていますね。求人誌を見ているのかどうかもわから
ないし、どんな仕事を探しているのかもわかりません。 |
3. |
電話での受け答えは、あせらず、ゆっくりと、聞こえるように話す
電話というのは顔が見えません。話し方や受け答え、声のトーンで第一印象が決まっていきます。
悪い例:相手が話し終わるのを最後まで聞かない。 |
4. |
体調が悪いときや、テンションが低い日・時間などは電話しない
先ほどのように顔が見えませんから、たまたまその時元気がなかっただけでも「静かな人」とか「元気がない」という第一印象をもたれてしまいがちです。
体調も良く気分が良いときに電話をするのがベストでしょう。 |
5. |
自分の状況を伝える
仕事をまだ継続中の場合等は派遣会社の担当者が再度連絡をとる場合、つながらないといったケースが多いので都合の悪い日時や時間を伝える。(外出する予定があるときも
何時までつながりにくいかもと一言添えると良いでしょう) |
電話のかけ方としてはこういった程度です。
では、面接では?
と、その前に履歴書の書き方も参考までに・・・ |
(1) |
字はきれいに書きましょう。
いつも自分が書いている字よりも丁寧だなと感じる位に。 |
(2) |
間違えたら書き直す。
修正ペンや黒く塗りつぶすのはもってのほかです。 |
(3) |
特技や志望動機などの欄は必ず書く。
空白よりも何か書いてあるほうが、とりあえず書く努力はしているなと感じられます。 |
書類選考の場合等は特に履歴書や職務経歴書は重要です。
自分が希望する職種によって書き方を変えるのも良いでしょう。例えば、パソコンを使った仕事の場合、書類作成がどの程度できるかなどの参考にもなりますので職務経歴書は、
手書きでなくパソコンで作成するといった具合です。
字というのはその人の人柄や性格がよくみえます。かといって汚いから誰かに書いてもらうのではなく丁寧に書こうとしているかどうかで本気で仕事がしたいのか、そうでもないのか伝わりますのでこういった事でのアピールも大事だと思います。
いよいよ面接です!
当日の服装は何を着ていくか?面接なのか登録なのかによっても違いますし、これも仕事によって変えたほうが良いかと思います。
ですが、スーツではかたいかなと感じるならば流行りものの洋服等ではなくスタンダードなタイプのもので清潔感のある服装・・・でしょうか。
NGかなと思うのは腰ではくタイプのジーパンや、女性でしたらこれからパーティにでも行くのかというような派手な服でしょうか。おしゃれなのは結構ですがTPOというのを考えて洋服を選べるというのは必須です。
いよいよ本題です。
《面接の心得》 |
(1) |
指定の時間には遅れない |
遅れそうな場合などは電話で連絡を入れておく。面接をするために他の予定を空けてあるのです。その日どうしてもいけない時はわかり次第早急に連絡しましょう。
逆に、あまり早く着いても待つ時間が長くなるだけですのでその辺りは自分で調節して指定の時間の10分前位に着くと良いでしょう。
悪い例:こない。電話の連絡すらない
約束の時間過ぎてから「行けなくなりました」との電話。 |
(2) |
きちんとあいさつをする |
面接が始まる前に「よろしくお願いします」この一言だけで好感がよくなります。
あいさつは物事の基本です。
悪い例:「・・・」頭だけさげる。 |
(3) |
自分の言葉で話す |
よくこんなことを聞かれたら・・・というようなマニュアルがありますが、すべてマニュアル通りでは信念がない人だと思われます。
参考にするのは良いことですが自分の考えや感じたことを面接者に伝えること、が大事です。なぜなら、あなたという人がどんな人間か知りたいからです。
へたにかぶらずに、ありのままの自分で挑んで下さい。
悪い例:「御社の・・・」 |
(4) |
相手の目を見て話す |
目をみて話すことは怖いことではありません。
今までそうすることが苦手だったという人がいるのならば、思い切って目を見て見ましょう。そうすることで、自信もついてきます。
悪い例:目を見ると目を逸らす。 |
(5) |
正直に・・・嘘は言わない |
嘘というのはいずれ、ばれます。辞めた理由を聞かれたら本当の事を言ったほうが後々面倒なことにはなりません。 |
(6) |
質問や疑問は質問する |
仕事に関して解らないことや、不安なことは伝えておいたほうが良いでしょう。
解らないままにしておくと、最終的に、仕事を始める時にしこりになり前に進めません。 |
(7) |
何か個人的に事情がある場合伝えておく |
仕事を始めるにあたり、ネックになるような事情がある場合話せる範囲で伝えておく。 |
(8) |
最後に・・・ |
「ありがとうございました」
最後もあいさつ忘れずに。 |
こんなところでしょうか。
<アドバイス> |
今まで書いてきたことはマニュアルでも何でもありません。
働くことは自分が望んでいるはずなのに、誰もがつい自分本位で考えてしまいがちです「○○してくれるのは当たり前」と・・・しかし、その向こうに相手がいる事を忘れないで下さい。面接も同じです。今までの文章中に何度も「伝える」という言葉を使っていますが、それは「伝える」という事が大事だからです。言葉にしても伝えきれないことがたくさんあるのにそれを言葉にして表現しようとしなければもっと伝わりません。
何かをしようとする姿勢が重要なのです。結果はどうあれ何かをしようとした事により自信もついてきます。それは、ただのアルバイトの面接だろうが正社員の面接だろうが同じです。何も難しいことはありません、ただ自分で少し意識することです。
大したアドバイスでも何でもありませんが、面接を受ける前に参考にして頂ければ光栄です。 |
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