3人姉妹の母です、一番下の子が幼稚園に入園したのを機に仕事を探し始めました。しかし、入園早々幼稚園の役員になってしまい、平日でも役員の仕事で呼び出されることが多いし、小学校、幼稚園の行事の参加や、地区のパトロールなど結構忙しいのです。
それでも仕事がしたくて、求人誌を毎回チェックし、希望に合う職はないかと探しまくりました。私が探していた条件は以下のとおりです。
私の求職条件 |
1 | 家から近いこと | 何かあったときすぐ帰れるように |
2 | レジの仕事ではないこと | 経験が無いし、露出度が高いので |
3 | トイレ掃除が無いこと | 単にやりたくない |
4 | 週に2〜3回の勤務 | 家事に支障を出したくない |
5 | 日曜は休めるところ | 家族をないがしろにできない |
6 | 夏休み長期で休めるところ | 実家が遠いので、長期帰省になってしまうから |
7 | 給料は月に2〜3万 | 多い分にはかまわない |
という自己中心な条件で仕事を探したところ、無いもんですねー。それでも気長に半年間求人チェックをしてたところ、これぞ!という職をみつけました。
私が選んだのは土日の結婚式場です。即電話して面接に出向き、土曜だけの勤務にしてもらいたいことと、夏休みに長期休暇が欲しいことを話しました。面接官はTVで見るようなバリバリのキャリア風の20代後半と思われる女性で、威圧感があり、数年ぶりの面接に私はどぎまぎ。
私の言った条件は8月は結婚式が殆ど無いことと、日曜より土曜の式の方が断然多いという理由であっさりOKをもらいました。求人の職種は披露宴の配膳でしたが、「今、親族控え室の案内係りのポストが空いているのですが、そちらをやってみる気はありませんか?あなたの喋り方を見てるとそちらの方に適性がありそうなので」と面接官に言われ調子に乗った私は「是非やってみたいです」と言ってしまい、即採用の連絡がきました。
そして始まって早々、私は安易に引き受けたことを後悔しました。仕事内容はこうです。
親族控え室 案内係りの仕事内容 |
1 | ドリンクサ−ビス | オーダーを取って運ぶ |
2 | 館内の説明 | 喫煙所、トイレ、ロッカー 更衣室 |
3 | 式と披露宴の時間と場所の説明 | ○○時から○階の○○にて・・・ |
4 | 本日の流れの説明 | 挙式、集合写真、親族紹介、披露宴の順 |
5 | 使用後の部屋のかたづけ | グラス等かたづけ、モップやほうきをかける |
6 | 制服は黒のパンツスーツ | かっこいいけど主婦には似合わない |
1〜4のことを、親族が集まったところを見計らい部屋に入り、「本日は誠におめでとうございます」と挨拶から始まり、全てを敬語でずらずらと説明するのです。多い時は30人位を前にして話さなくてはならないので、緊張この上ありません。
それより何より得意だったはずの敬語が、ブランクのせいか緊張のせいか流暢に話せないのです。
式は1日に5件〜7件ほどあり、時間と部屋の書いてある表を見ながら、ただ間違えないように説明するのがやっとで、とても余裕が無い説明になってました。
だてに敬語に自信があっただけに、思うように行かず、悔しかったです。家に帰ってからも仕事のことで頭がいっぱい、いつも敬語の練習を頭の中でしてました。
1ヶ月が過ぎ4回ほど仕事をこなしたころ、勘が戻ってきて、やっとスムーズに敬語が流れだしました。
こうなればもうこっちの物。5ヶ月を越した今は、こんな楽な仕事無いって感じですね。
でも、始めの1ヶ月で、同時に採用されたもう一人の方は極度の緊張ストレスに耐え切れず辞めていきました。その後も2人ほど入りましたが、やはり1ヶ月もちませんでした。この慣れるまでの1ヶ月を乗り越えれば楽になるのに・・・・。
というわけで、こんな辞めていく人が多い中「辞めない私」に上司は気を使い、休みもとり放題で、すっかり大きな顔をしてます。
今は見られる仕事という緊張感から、肌や髪の手入れに力を入れてます。これも一種の自分磨きだと思いませんか? |