梅雨だというのにとってもさわやかに晴れた土曜日、子供が中学に入学して初めての体育祭に家族みんなで出かけました。
お友達の話では、中学になると、家族で一緒にお弁当を食べなくて、子供は教室でお友達とお弁当を食べることもあって、あまり家族の人は来ていないらしいと聞いていました。
9時開催なので8時30分に着くようにうちを出発しました。
学校に着いてみると、小学校では場所取りをするくらいもう観覧席にシートが敷き詰められているのですが、中学校ではというより子供の中学は中高一貫校なので、中学高校合同なのですが、それでもこの時間で観客が少なく、しかも屋型テントに折りたたみいすが並べてあって、意外と余裕の場所取り?って感じでした。
結局9時になってやっといすが埋まるくらいの観客で、体育祭がスタートしました。
高校の学生が圧倒的に人数が多いため、体育祭の種目が自分の子が出場する項目が来るまで結構長かったのですが、でも小学校の運動会と違って徒競走がない代わりに一工夫考えた競争を行っていました。
3人4脚競争、2人3脚競争、ムカデ競争、長縄跳び競争、借り物競争、など学年での競争や自作ダンス、応援合戦では、今年は子供たちの希望で迫力ある応援になるように大太鼓を購入したそうです。棒奪いや騎馬戦では男子がここぞとばかりがんばっていました。
また、クラス対抗リレーでは、先生が参加していて、低学年では先生が助けになりますが、高学年でしかも、担任の先生がお年召しているならハンデになっているチームがあったり、この学校では先生と生徒がとても仲がよいようで、クラスで、おそろいのTシャツを作って出場しているチームが半分以上いました。
観覧に来ている保護者は確かに少なかったのですが、でも来ている方は、子供の行事にとても熱心に参加されているようで、出場している子供に「がんばれー!」や「アンカーが抜かれたら小遣い3000円減らすよー!」なんて、周りの笑いを誘っておられる父兄の方がいらっしゃってそっちに耳を傾けているとこれもまた面白かったです。
また、中学校から高校までばらばらの家から通ってきているにもかかわらず、5、6年間一緒だった方々の父兄のかたがたの仲がいいこと、お互いも子供を応援したり、あの時はこうだったね、ってお話されているのを近くで伺って、とてもうらやましく思いました。
子供は昨年秋までは、「友達と一緒に公立中学に進学する」といっていたのに、初冬にあった公立中学の見学会に参加して、かえってくるなり「私、みんなから離れた中学に進学して、自分の可能性に挑戦できることが出来る環境で学校生活を送りたい。」と申し出ました。
私も、子供が地域から離れた学校に行くことで地域のかたと話す機会がなくなり、また、月1回の参観日や保護者会、学校行事でしかほかの父兄に出会わないので、情報交換が乏しく寂しい思いをしていました。
今年度はそう思って役員を引き受け、ほかの父兄との出会いと情報交換の場を作りました。
まだ、メール交換とまでは行きませんが、何人かの父兄の方とお話していますし、会うたびにお互いの子供が学校のことを話していることを、立ち話ですが話し合ったりの情報交換をしています。
でもまだお互い敬語でのお話なので、何年かたったら、ほかの父兄の方とお互いの子供のことで近所づきあいのように笑って話せる日が来ればいいなと思いました。
話はそれましたが、わが子も、出場しているとき、ほかの学年が競技をしている間、先生と楽しそうに話をしている姿を見たとき、自分で選んだ学校でエンジョイしていて、よかったと思いました。
体育祭も手作りっぽくて、楽しく、笑いあふれる祭りで、とても楽しく拝見しました。
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