娘の通う幼稚園は、海水浴場まで子供の足で歩いても５分程度のところにあります。毎年、この時期になると海水浴場の砂浜をきれいにしようということで、市の観光協会が主になり市内数箇所の海水浴場を中心に『クリーンアップキャンペーン』という行事が行われます。地域の小学生、幼稚園児、各種団体などが参加しています。
そして、昨日は幼稚園近くのその海水浴場で行われました。小学生と幼稚園児、そのPTAで行いました。私も3歳の娘と初参加です。

自宅からこの海水浴場までは車で10分ほどなので、去年もよく来ました。今年に入ってからも、もうすでに4回も来ています。暑い日はお砂場セットを持って波打ち際や砂浜で子供たちを遊ばせています。

確かに、シーズンオフには漂着ゴミが多く、子供を遊ばせるには少し危険な箇所もあります。夏に向け、子供たちや観光で来られる方に、怪我なく安全に気持ちよく楽しんでもらいたいので張り切ってゴミを拾おうと、朝から気合十分でした!!

しかし、昨日は真夏のような太陽。暑くてめまいがしそうなくらい。小さな子供たちは最初は海が嬉しくて大はしゃぎしていましたが、段々疲れが目に見えてきました。私の娘はかなり早い段階で「のど渇いたよ〜」「暑いよ〜」「帰りたいよ〜」と、半ベソかいていました。

親がダラダラしていては、子供が付いてくるわけがない!!そう思い、私は思い切って日差しの下へ。かなり暑かったですが・・・子供たちのため!ゴミを拾い始めると子供もやはり付いてくるものです。そのうち娘は、お友達と貝殻集めをし始めました。まだ3歳だもの。それでも、この暑い中、頑張ったという事が大事なのです。

そうこうしている内に、集合時間になりました。1時間半ほどの作業でしたが、かなりの量のゴミが集まりました。

拾っている中で一番多かったのが「タバコ」です。きれいな海に限らず、道端や植え込み、子供たちの遊ぶ公園、どこにでも見られるのは残念です。確実に大人が捨てたゴミですから、余計に残念に思います。そして次に多かったのは「花火」です。楽しんだ後の責任は自分たちで片付けてもらいたいものです。その他ほとんどが、プラスチック類や材木など漂着ゴミと思われるものでした。

これから、梅雨が明け、夏を迎えると私たちを含め、多くの人がこの海水浴場を訪れます。訪れた人が気持ちよく遊べる綺麗な海水浴場ができました。後は海開きを待つばかりです。

暑い中、頑張って海の掃除をしたことを娘がこの先ずっと覚えててくれるように祈ります。娘は昨日のキャンペーンにより「海にゴミがあってはいけない」と幼いながらに認識しているようです。親子でいい経験をしたと思っています。また来年も頑張るぞ〜!・・・ゴミがないのが一番ですけどね。

帰り道で娘がポツリと言いました。
「海はゴミ箱じゃないのにね」

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