最近ニュースを見ていたら、英語を小学校5年生から導入するというようなことを言ってました。日本の教育委員会はいったい何を考えてるんでしょうか。
そもそも私たち親世代のほとんどは、中学、高校の少なくても6年間は英語を勉強してきています。でも、これだけの授業量をこなしても日常会話すら話せない人が殆どです。
中学時代に習った英語もろくに話せない状態で高校でさらに長い文法の英語を教えられる、これでは話せなくて当然ではないでしょうか。
知り合いがベトナムで日本語の教師をしていましたが、ベトナムの生徒は6ヶ月で簡単な日常会話ができるようになるそうです。日本は6年かけてもそれができない。
まあそれは、勉強すれば自分の将来が開ける国と勉強ができても将来が見えない、やる気の無い日本の違いもあると思いますし、日本の教育委員会は単に知識を自分のものにする教育ではなく、与えられた課題をどこまでこなせるか、ということにあるような気がするので仕方ない事と思ってました。
でも特に無駄と思っていた英語を2年間も増やされるかと思うと納得できません。
英語を勉強したい人や、海外へ滞在する予定がある人は、お金を払って英会話スクールへ通い、短時間である程度の会話を覚えてきてます。学校の授業では喋れないからです。
「学校での英語の授業なんかいらない」とまでは言いませんが、何もいらないものを増やさなくたっていいんじゃないかな?時間が余っているなら、正しい日本語でも教えてほしいですね。
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