気候もどんどん寒くなった11月。
茨城県の土浦市や欽ちゃんのゴールデンゴールズで有名な稲敷市へ行くと一面の蓮田にめぐり合えます。
そこでは冷たい風のふく中を蓮の植わっている田んぼにウエットスーツで身を包み胸まで水に浸かっている人たちが・・・。
暖かかった時期の一面ピンクが美しく心癒されるような蓮の花畑とはうってかわり、見ている方が心配になってしまうような風景です。
そして、ところどころに「ハス100円」の看板が。
近づいてみると袋に入れられた小さな蓮根が積み上げられています。
400〜500gはあるでしょうか。
小さな蓮根たち。
これは「芽バス」。
蓮根の先端の方の小さい部分。
袋をあけると蓮根の優しい香り、そして蓮根田の力強い泥の香り。
柔らかい芽バスは皮を剥かずとも金タワシでこすれば綺麗になってしまう。
丁度、新じゃがの皮の感覚。
さっと炒めて味付けなしで食べても甘い!
味付けするなら 塩コショウでも醤油と砂糖でも・・・カレー粉でもケチャップでもマヨネーズでも合うんです。
うちではナポリタンにも焼きソバにもカレーにもピラフにもサンドイッチにも芽バスを使います。
こんなバリエーションが許されるのは シャキシャキの食感の芽バスならではでしょう。
でも、この芽バス 実はよそでは なかなか出会えない。
運良くスーパーで会えても高いか鮮度が酷く悪いか。
なぜ市場に出回らないかっていうと規格外だから捨ててしまう農家も多いらしいんです。
もったいない話だわ。
こんなに美味しく、風邪予防・高血圧予防・胃腸に二日酔いに・・・色んな栄養を持った素晴らしい特産物。
ぜひ、茨城にきたら蓮根を買ってほしい。
できれば芽バスを見つけて買ってほしい。
そうすれば今まで浮かばれずにいた芽バス達が世に出て行けるチャンスができるかもしれないから!
寒い中 頑張っている蓮根農家の人たちも無駄がなくなれば苦労が報われると思うから・・・。
◆商品名 蓮根
◆産地(生産者) 土浦市・稲敷市
◆製造元または販売店名 販売店名なし。直売。
◆購入した店名 ない。直売。
◆購入価格 100
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