私の兄弟は5人います。
みんな大きくなっているので、地元から離れてなかなか家族でそろうことはできなくなってしまいましたがこの間家族で集まる事が出来ました。
みんなで集まって母がやっぱり話すことは「私たちの小さな頃」のことです。
そこで話してくれたエピソードをいくつか紹介したいと思います!
兄弟は5人いますが、みんな個性的で性格もバラバラ。
ですから母は本当に「子育てっておもしろい!」とよく思ったそうです。
例えばおやつがひとつしかないときは、母は決まって“えこひいき”をして楽しんでいます。
5人の中のひとりを呼んで、「他の兄弟に内緒だよ」と言ってあげると
長男、長女は「ふーん。」と言って終わり、
次男は「嘘だ!母さんみんなにそうしてるくせに!」
三男はにかっと笑って「ありがと。」
末っ子は「私そういうのだーいすき!もっとしてね!」
とみんなバラバラ。
本当にこれには笑わせられたそうです。
また、悪い事をして叱るときもバラバラ。
長女はしかると隅っこへ行き、しくしくと泣きますが長男と次男は叱ってもなぜかずっと側にいるのだとか…
『何でだろう?』と思いながらげんこつを一回ずつするとすーっと去っていくのです。
三男なんかは怒れば怒るほど笑うのです。
本当にわかっているのかと思い、『あれでもか!』『これでもか!!』と色々と方法を変えて怒っても楽しそう。やっと泣いて『よし!叱った!』と思ったときには怒ってる母のほうが息切れしていて、それほど三男を叱るのは大変だったようです。
そして末っ子に怒った時には
「何で怒るのさ!そんなに怒ったら怖いでしょ!」と逆に怒られて
『あ。そうか。ごめんごめん。』と一瞬なってしまうような
逆切れをされていたそうです。
そんな毎日が母にとっては本当に楽しくて楽しくて、子育てを生きがいと感じていたそうです。
子育ては大変な中に楽しさを見つけられることで人それぞれ、子育てへの考え方も変わってくるのだろうと思います。
みんな個性もバラバラで、小さい頃には言うことを聞かないのは当たり前だけど、やっぱり家族やこどもはいいものだなぁとつくづく思いました。
コラムに関するご意見・ご感想はこちらへ:info@e-koe.net |