私には、二人の息子がおります。上の子が、今年小学二年生になりました。
そして、子供クラブの役員がまわってきました。一年生だったころは、役員の方の大変さもわからず、のんきにしていました。
ところが、ふたを開けてみれば、数々の仕事が・・・。ほんの一つの行事にしても、その下準備から後片付けまで、本当に大変なんだとわかりました。
私たちの地区は、田舎で少子化ということもあり、子供たちも少なく、毎年7名の役員で活動しています。
毎月1回の役員会に始まり、いろいろなことを分担しながら、子供たちと過ごしています。
そんな中、まだ一度も顔を合わせていない役員さんがいます。7名の役員のはずが、いつも6名なんです。
疑問に思ったので、会長さんに聞いてみました。すると、「あの人はいつも来ないものと思ってて!」と言われてしまいました。
理由が分からず、なぜだろうと考えていましたが、その訳がやっとわかりました。そこのご家庭は、父子家庭だったのです。
いつも仕事をされている時間の行事ばかりなので、顔を合わせることがなかったのです。
でも、そこで一つの疑問が生まれました。なぜかというと、私たちの地区では、母子家庭の方は役員免除なんです。お母さん一人では、お仕事が大変だからという理由です。
では、お父さん一人では大変ではないのでしょうか?現に、まだ一度も役員会にも、行事ごとにも来られていないのです。
もちろん、ご家庭での大変さ・御苦労はお察しします。私個人の考えでいえば、母子家庭を免除するのならば、父子家庭も免除するべき。
父子家庭の方に役員をお願いするのであれば、母子家庭のかたにもやらせるべきではと思うのです。
一人でする子育ての御苦労は、男女変わりないと思うのです。男女同権を叫んでいる日本でも、これが現状なんだと、少し悲しくなりました。
そもそも、子供クラブというものは、子供たちを楽しませるため、みんな平等にあるものだと思います。
少子化の今こそ、もう一度、根本的な見直しが必要なんだと考えています。今も昔も、子供たちは何一つ変わっていません。
むしろ、変わってしまったのは、親のほうではないでしょうか。私も、もう一度考えてみようとおもいます。
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