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生活感度コラム 「自分がオトナになったと気づいたとき」

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投稿コラム 08/07/14

自分がオトナになったと気づいたとき
by いーこえモニター・メンバー<やっこちゃん>

SUMMARY

年齢上、自分が「おとな」というくくりにあてはまるかもしれないですが、子を持ち、育てている今でも精神的に未熟な、まだまだ子供のような気がします。でも、ふと、ああ、もう「こども」ではないんだなと気づいたときがありました。


みなさんは、自分がオトナだなと思うことがありますか?わたしはあまりそういうようにも思えなくて。

たしかにそりゃあ学生や、ほんと若いころに較べたら成長したところもあるんだろうけれど。

でも自分がオトナとはまだまだ思えない、ふりをしているオトナな気がします。

確かに社会人として、親として責任を果たさなくてはと思うことはあるけれど。でもそれは当たり前であって、オトナコドモということを感じることではないですよね。

むしろ自分の不安を自分で解決できなかったり、疲れてダンナに当たってしまったり。欲求を押さえるガマンが出来なかったり。わたしってまだまだだなあと思うことのほうが多くて。

自分が小さい頃に思い描いた大人像というのにはかけ離れているように思っています。でも、気づいたのです。

幼い頃読んでいた本を読み返したり、子供から、青年くらいの主人公の本を読んでも、もう自分は心を重ねられないということに。

いつのまにか、オトナの視点になって、無鉄砲な行動にはらはらしたり、生意気な言葉にちょっと憤慨したり。

憧れてときめく気持ち、せつなくて心を痛めているシーン、どれもそんなこともあったかもねと、うすらぼんやりの受け取り方しか出来なくなってきている。

子供の気持ちに鈍感なオトナにはなりたくないと思ったのにね。でもそういうものなんでしょうね。

いつまでも同じところに立ち止まっているわけにはいかないから。
だけれど、気づいたときちょっとせつなくなってしまったのです。


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