子育てママが誰でも通り、ぶちあたるひとつの壁。
トイレトレーニング・・・。
私が子供の頃は、布オムツがまだ多い時代。
母は、せっせと洗濯するのが大変だと、早々にトイレに連れて行くよう
にしていたので、2歳になった頃の私はは、すでにオムツはしていなかっ
たといいます。
それに比べ、オムツ主流の現代。
機能的に作られたオムツは、ありがたいことに、1回のおもらし程度はサ
ラリと吸収してくれるため、本人もほとんど不快感がない様子。
2歳を過ぎても、まだまだオムツちゃんの娘。
『そろそろトイレでさせたら?』
そんな母の助言に、重い腰をあげ、時間や娘の身震いを見計らい、定期
的にトイレに連れて行くようにしたものの、自ら『オシッコ』と教えて
くれることはほとんどなく、私がトイレに誘わなければ、オムツはたっ
ぷりおもらしを吸収していることになっているわけです。
『○歳までには○○ができていなければいけない』
そんな、平均的な基準にはあまりこだわらず、本人の成長にあわせるこ
とが大切・・・
そう考えている私にとって、トイレトレーニングはそれほどあせるもの
でもなく、とりあえず、トイレで成功したらしっかり褒める、自分がト
イレに行くときは必ず『ママはトイレでオシッコしてくるね』と声をか
けるようにし、のんきに進めていたトイレトレーニング。
すると、あと3ケ月で3歳になるという頃、ようやく、『オシッコ!』
と、自ら教え、トイレに走るようになりました。それをきっかけに、普
通の布パンツに変更。
苦節(?)3ケ月。度重なるおもらしはあったものの、ようやく、ほぼ
失敗することもなくトイレでできるようになり、トイレトレーニングは
集中3ケ月といったところで、さほどのストレスを感じることもなく無
事終えようか・・・というところで、大きな壁が私の前に立ちはばかっ
たのです。
それは、『公園のトイレ』。
私は、どうしても公園のトイレが苦手。
公園のトイレに入るくらいなら、ガマンして、どこか別のお店を探すな
り、家までガマンするほどできれば入りたくないのです。
しかし、トイレトレーニングも終盤を迎えたとはいえ、まだまだこど
も。『オシッコ』と言ってから、トイレまで、そんなに長いことガマン
をすることはできない娘。
先日、ついにその恐るべき時がきたのです。
家を出るときにもトイレに入り、1時間くらいは大丈夫だろう・・・と
思っていたら、突然、公園に着くなり『オシッコ』
帰るには、軽く15分。
近くのお店に走っても、10分。
『ガマンできる?』
『でき〜ん』
やむ終えない。娘のため!
・・・と意を決して、公園のトイレへ。
詳細はこの場で伝えるにはおぞましいほどの汚さ。
もしも、このトイレの隣に有料だけど、キレイなトイレがあるとした
ら、私は間違いなくそちらのトイレにはいるでしょう。
公園のトイレ。
公衆の場所なので、汚れるのは仕方がないのかもしれません。
でも、モラルの問題の方が大きいように思えてならないのです。
いつも(記憶の中では)空っぽのトイレットペーパー(おそらく、キレ
イに備え付けても、持って言ってしまう心無い人がいるのでしょう。)
砂だらけの手洗い場。
あふれかえるゴミ箱。
流し忘れのトイレ。
ラクガキで汚された壁。
投げ捨てられているタバコの吸殻。
こんなトイレを放置するくらいならば、有料にしてもいいから、気持ち
よく使えるトイレにした方がよほどキモチがいいのは私だけでしょう
か。
私と娘のトイレトレーニング。
順調かと思いきや、ここにして大きな壁が・・・
公園に行った時、トイレはどうしよう・・・
この壁はなかなか越えられそうにない私なのです。
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