現在、2歳1ヶ月の双子(男女)の育児真最中。
私はこんなに育児楽しいです、と声を大にして言いたい!
もちろん、夫や周囲の人たちに支えられて今の自分がある。そして、いつも傍で励ましてくれた子供たちに本当に感謝している。
〜夫との衝突〜
出産して1ヶ月後、久々の我が家に戻り家族水入らずの生活を楽しみにしていた。ところが、現実には、私は何もかもが初めてであたふたの育児、主人はタイミング悪く仕事のシフトが夜中に変更。毎晩一人で夜中に母乳とミルクを二人に交互にあげてほとんど徹夜の状態で朝を迎えると、主人が仕事から帰宅。主人はそれから睡眠。子供は泣くのが仕事は言うものの、主人にうるさくないようにと神経をとがらせ、主人が家にいるにも拘わらず家事を頼むことも出来ないという状況で毎日が本当に苦痛だった。
近くに両親がいるわけでもないので逃げ場もない。主人にとってみても、体もきついし、子供とも充分に過ごすこともできない、妻はイライラがち、休まるところではなかったはず。私たちは子供たちには見せることのできないお互いの言い分を心に留め、おかげでお互いの関係は日に日に悪化したが、子供たちの存在が本当に私達を癒してくれ和ませてくれた。
〜外出編〜
私は夫を頼るのをやめようと思い、お散歩もお買物も一人でこなす覚悟を決めた。双子用ベビーカーを操作するのは私にはとても無理だと感じたので、私は一人をおんぶ、一人をベビーカーにのせ、おしゃれなママを横目になりふり構わず行動した。すれ違うご婦人たちからは「えらいわねえ、昔はみんなそうしてたのよ。」と嬉しいような恥ずかしいような。お買物では、おんぶにベビーカーに買い物カゴ。誰が見てもかなり大変そうだが、私にとって外出できないことは何よりも苦痛だったで、大変だろうが無理してでも外出はすることにしていた。今でもそうですが、双子ゆえに多くの方からお声を掛けていただきいつも励ましていただくので、私たちは本当に幸せだなと思っています。今では一緒に歩いて連れていける二人が自慢でならない。
〜母乳編〜
最初はミルクと母乳と混合だったが、首がすわる頃を境に母乳のみでやってみたいと思い、思い切って母乳だけにした。ミルクを作る手間と経済的観点からも母乳育児は大変なようで実は後からいろんな意味でとても楽に。最初は一人ずつ交互にあげていたが、やはり大変でお布団やクッションを使って同時授乳に挑戦。意外と出来ると楽になった。断乳まで夜中は交互に授乳(もちろん添い乳)なので寝不足が続くが、月齢が進むと私が寝ている間に勝手に飲んでくれていて本当に楽になった。しかも私自身授乳期間は食べても食べても太らず出産後ダイエットが不要だったのもよかった。かなりの爆乳で少し恥ずかしかったが。断乳も母乳相談室の先生の指示通り一ヶ月にわたり「おっぱいバイバイしようね」を語りかけていたら、本当に断乳当日(1歳4ヶ月)からすんなりと泣き喚くこともなく断乳できた。辛かったのは数日私のおっぱいが巨大岩のように張った時くらい。でも子達も相当我慢していたのだと思う。私たち親子にとって初めての試練。でもその時私は気が付いた。子達はもうちゃんと理解できると。
そして一個人として接していこうと決めた。
〜絵本のすすめ〜
私は最初子供とどうやって遊んでいいかわからず、4、5ヶ月くらいから、お友達に頂いた絵本を読んで聞かせたりしていた。子供たちは最初あまり興味を示さなかったが、毎日読んでいたら、少しずつ聞いてくれるようになった。ある日、いつだったか、私が食事の準備をしていると子供たちがそれぞれ絵本を手にとって、自分で声を出して読もうとしているではないか。(もちろんはっきり文章を読んでいるのではないが)
それからは家事をしている間絵本で遊んでくれるようになりずいぶん楽になった。今では時々お互いに絵本を指差して会話もしている。その姿は本当にほほえましい。
図書館に行きたくさんの絵本を借りてきては毎日楽しく絵本を読んでいる。
私は子供にあまりテレビを見せたくなかったので絵本は本当によかったと思う。(わが子たちがテレビを見ているときの顔が本当に間抜け面なので嫌いなのだ)
絵本のおかげだと思うが、子供たちは本当に私の話をよく聞いて理解してくれるし、切れたり怒ったりすることがまったくと言っていいほどない。
しかもとても言葉を覚えるのが早かった気がする。同じ絵本を何度も読むことによって子供たちの耳に残っているのだろう。他の同月齢のお子さんたちがどうだかはわからないが、今私は子達と不自由なくコミュニケーションがとれている。
毎日よく遊び、よくけんかし、「ごめんね、なかなおり。はぐはぐ、ちゅー」と仲直りをする二人を見ているだけで本当に幸せを感じる。
今は本当に以前に比べてすべてが楽になり、ようやく毎日楽しい!と思える日々を過ごしている。(おかげで夫婦間の衝突もほとんどない)
よく「一人でも大変なのに二人なんて想像できない。大変そう」と言われるが、大変かもしれないけど大変なときは大変だと感じる暇と余裕がない。しかも今となっては子供たちは二人で遊んでくれるので私は自分の時間を作ることもできる。二人を同時に育てると完璧な育児よりも楽な育児を求めてあまり細かい所が気にならない(気が付かない)ので却っていいのかもしれない。
今が一番本当に育児を楽しめる時期だと思うので、この時期を大事にしたいと思う。
(わが子自慢は次回にするとして)わが子たちは本当にママの言うことをちゃんと理解してちゃんと聞いてくれる。きっと今までの私の姿を見て何か感じているのかも知れない。とてもうれしいし、とても感謝している。
子達のおかげで私は多くのことを学んでいるし、何より幸せだ。ありがとう。
世の中の新米ママたち、これからママになる方たちへ。
子供たちは完璧ママを求めてはいないと思う。
一番の理解者は子供たちかもしれない。
ママがHAPPYだと子供HAPPY。
育児は決して楽ではないけれど、出口のない迷路でもない。
頑張りすぎないで、子供たちと向き合ってほしい。
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