以前、NHKのテレビ放送「未来をつくる君たちへ〜司馬遼太郎作品からのメッセージ〜」で、立花隆氏(ジャーナリスト、評論家)が若者たちにこう語りました「現代は第3の鎖国の時代、日本人は外国に対して閉じてしまっている」と。
インターネットで誰もがいつでも海外とつながることのできる現代は、逆に、閉じこもりの若者をたくさん作ってしまった、と言います。
娘たちが小学生になり、お友だちがいっせいに習い事を始めました。
さて、我が家も何か始めないといけないのかな?そう考えながらあっという間に過ぎる時間の中で、立花氏の言葉が思い出されました。
「世界とつながりなさい」。
「英語とIT能力(インターネット活用の力)で世界とリンクし、外の人々ともっとつながりなさい」。
現代は、情報は自分から取りにいくものに変わりました。じっと座って受身になっている時代は終わりです。これからは、情報を取りにいく。そのための条件は英語です。わたし自身、英語が上手に使えないので、親子で習得したいと考えるようになりました。
子どもたちの英語教育に関しては、まだまだ地盤ができていないと感じます。
昔、アジアの国々を訪れたとき、現地の子どもたちが予想以上に英語を話していたことが、今も記憶に残っています。
塾や教材学習だけでなく、海外の子どもたちと文通をしたり、遊んだり、直接人と関わりながら英語を習得する機会が、今後広がっていくことを期待します。
日本の将来は、英語での情報収集・発信能力と、コミュニケーション能力にかかっていると感じています。日本は自給自足の国ではないですから、海外とのつながりを欠いては生きていけません。
また、今注目の環境問題については地球全体の問題ですから、国を超えた感覚がどうしても必要になります。ですから、子どもたちだけでなく、わたしもこれから英語を習得して世界に関係を作っていきたいと思います。
友人に勧められて始めたFacebookでは、想像以上に世界とのコミュケーションが活発で本当に驚きました。画面にはたくさんの写真とメッセージが滝のように流れてきます。
世界中の人々がとても身近に接している!新しい世界を垣間見たワクワク気分が、より関心を高めます。英語はちょっと大変そうですが、友人が楽しくやり取りをしているのを見て、是非トライしてみたくなりました。
ただ、立花氏のおっしゃるように、ネットコミュニケーションが「閉じこもり」を習慣化してしまうのは良くないことです。
子どもたちがITの関係に頼りすぎるのは、注意しなければならないと思います。
コミュニケーションの基本はフェイス・トゥー・フェイス。その感覚や気配りを忘れずに、ネット社会を利用して世界を広げたいと思います。
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