もとはポルトガル語で書かれたものを翻訳したようで、歌にもなっているようですが、全く知らずに、中学生の発表の場で初めて朗読を聞きました。
老いていく側の気持ちというのは、はたから見ているだけでは分からないものです。
子供時代や、経てきた時代の気持ちは経験があるだけに、実感や共感できますが、これから、のことはあくまで想像でしかありません。
〜あなたの人生の始まりにしっかり付き添ったように、私の人生の終わりに少しだけ寄り添ってほしい〜という言葉に、自分の親がしてきてくれたことや、自分が親として子供にしてきたこと、いろいろな思いが浮かんできました。
旅立ちの前の準備の時間というのは、今が、どんなに元気でも、人生の終わりは誰にでもくることですから、誰にでも当てはまりますよね。
中学生の発表の場で聞いたことで、親が子供を気にかけるばかりの生活はずっと続くのではなく、いつか気にかけてもらう逆の立場に立つのだ、ということを感じました。
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