白米より玄米の方が身体に良いらしいけど、玄米って固くて食べにくいし家族受けも悪そう…。何より面倒くさそう。
発芽玄米も良いらしいけど高いし塩分多いし…。
そんな思いを感じていて、食生活を変えないままでいる方々に朗報です。
うちではいつも「自家製発芽玄米ご飯」。
玄米を買って、自分で発芽させて炊いています。
おすすめする理由は3つ。
まず一つは、食べやすいこと。
発芽玄米は白米に近いやわらかさで、見た目も白に近いです。
クセもあまりなくておいしいし、何より自家製だから塩分が気になることもない。
実は市販の発芽玄米は、発芽したての状態をキープするためにかなりの量の塩分を含ませています。
発芽し始めた玄米は生ものだから、流通させるのにはちょっと無理のある性質の食品なんですね。
だから、「発芽玄米」を買うとコストも高くつきます。
でも自家製なら玄米の値段で買える。
うちはいつもお米屋さんで買っていますが、白米に精製してしまうとその分食べられる量が減ってしまうので結果的に玄米が一番安くなります。
二つ目は、やはり栄養価がとても高いこと。
発芽をしようとがんばっている状態のお米は、栄養価が最も高くなるんです!
例えば一時話題になったGABA。
発芽玄米は玄米の3倍、白米と比べるとなんと10倍だそう。
また玄米は固く消化が悪いですが、発芽玄米ならその栄養分が吸収・消化されやすいんです。
更にもう一つ良いのは、植物性乳酸菌が取れること。
発芽させた玄米は独特のにおいがありますが、実はこれ「植物性乳酸菌」が発酵しているにおいなんです。
乳酸菌は熱に弱いですが、死菌でも効果は変わりません(死菌の方が腸に届きやすいという説もあります)ので発芽玄米を炊くだけで乳酸菌まで摂取できちゃうんですね。
最後に何よりも「ラク」なこと。
実は玄米を発芽させて炊く場合、ささっと洗うだけで大丈夫なんです。
何度も水を変えて研ぐ必要がないし、夏以外はぬるま湯でいい。
いや、ぬるま湯「が」いい。
植物の種と一緒なんですね。必要なのは、適度な温度と水分です。
水は炊飯器の釜に書かれた「玄米」のライン。
(ちなみにうちは固めが好きなので白米と玄米の間くらいです。お好みで調節してください。)
炊飯器に入れて一日浸けておけば、そのまま炊いてOK!
玄米モードがあればそちらを使ってください。
と、こんな感じで発芽玄米って、実は白米よりラクなんです。
浸水時間がかかるだけで。
それに気付いてから、もう我が家では白米を買わなくなりました。
ただし注意点として、冬は浸水時間を二日くらい見る必要があります。
逆に夏は半日でも十分なことも。
植物なので環境で発芽時間が変わるんですね。
まだ発芽玄米を食べたことがない、どんな味なのかまず試してみないと…という方は、普段炊いている白米の一割程度を上記方法で発芽玄米にしてみてください。
白米と一緒に炊く分には、一割程度なら水の量も炊飯モードも白米のままで大丈夫ですよ。
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