最近も病院側の受け入れ拒否やたらい回しによって適切な処置が遅れて救急患者が亡くなってしまうという不幸な事件がありましたが、皆さんは救急医療についてどの位危機感を持って普段過ごされていますか?
私は先日、その受け入れ拒否で、とても恐ろしい思いをしました。
先日のことです。1歳になったばかりの娘が階段から転落事故を起こし、救急車を呼ぶ騒ぎとなりました。
幸い救急車は10分程で到着。近くに大きな病院があり、車でなら10分程度・・・これで一安心・・と私は胸をなでおろし救急車に乗り込みましたが、それからが大変だったんです。
救急隊員の方がその病院に受け入れ要請をしましたが、何と「今日は大きな手術があるから」という理由で受け入れ拒否。
しょうがないので他をあたりましたが、何とそれから4件続けて受け入れ拒否をされてしまいました。
どこの病院も子供の容態を聞くのに長く時間をとった挙句に、「ベッドが空いていないから」という返事でした。
私は顔から血を流し泣きじゃくる娘を抱えて、不安で胸が押しつぶされそうで、「何でどこも診てくれないの!!」と泣きながら、半狂乱状態にまで追い込まれました。
やっと受け入れてくれる病院が見つかったのは、救急車に乗り込んでから30分以上経ってから。しかもそこから50分もかかる市外の病院でした。
幸い転落した娘はその30分の間に少し落ち着き、意識もしっかりしてきていたので、救急隊員の方達の力強い励ましによってなんとか私も冷静さを取り戻し、病院に着くまで落ち着いていられましたが、実際病院に着いたのは事故が起きてから2時間以上経ってからでした。
幸い娘は事なきを得ましたが、もしこれが、もっと予断を許さない状況だったら・・・そう思うとゾッとします。
とても助かる時間ではありません。
今まで、報道されている病院側のたらい回しによる不幸な事件を耳にしてもどこか対岸の火事の様に思っていた私でしたが、本当に普段の私達にも起こり得る事なんだと危機感を覚えました。
病院側の事は私にはわかりません。でもこういう状況に陥った時、患者側としては只々一分一秒でも早く診てもらいたいという気持ちだけです。
一体どうしたらこんな事がなくなるのでしょうか?
これからも不慮の事故や急な病気のから家族を守っていかなければならない立場として、私は不安を抱かずにはいられません。
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