私は現在、3歳と1歳の子供を持つ母親です。毎日のように家の近くの公園に行って子供たちと遊んでいます。
その公園には、遊具としてブランコ、シーソー、すべり台、砂場、あとコンクリート製の動物(子供が乗れるように形どったもの)があります。ベンチも二つ設置されています。
小さな公園ですが、近所に子供が多いこともあって、いつもたくさんの子供たちが遊びに来ています。
しかし、その公園は市の管轄ですが、30年近く前に造られたものらしく遊具やベンチの老朽化が目に付きます。
まず、すべり台。
上る階段の脚の根元がさびて腐っており、片方は完全に浮いた形になっています。すべり台は子供にとても人気で一度に2人が上ったりもしています。
すぐに倒れることはないとは思いつつも、いつどのように壊れてしまうのかと考えると、ぞっとします。
そしてベンチ。
同様に、脚が腐って傾いているもの、座面が外れ、ボルトや骨組みがむき出しになっているものがあります。
子供が伝い歩きをしていたころは、ベンチの骨組みの端っこに服を引っ掛けていました。歩き始めた今でも、ベンチの近くを歩いていると、こけては大変と気になり、常に傍を離れることができません。
ブランコ。
以前は、座面のボルト部分が朽ちて外れかけていましたが、近所のパパさんが直してくれました。
今はみんなで元気にブランコをして楽しんでいます。私も安心して見ていられます。
そのほか、植木の周りの縁石が盛り上がっていたり、細かいことを言えば気になるところは多々あります。
二年前、自治会の役員が回ってきたときに「公園の危険箇所の点検と改善をしてもらいたい」と議題提出したことがあります。
しかし、当時の自治会長には取り合ってもらえませんでした。そこで副会長さんが個人的に錆びている箇所にペンキを塗ってくれました。
危険な公園ですが、子供たちはそんなことお構いなし。むしろ、公園が大好きです。毎日たくさんのお友達とキャッキャいいながら楽しく遊んでいます。
何年か前に、初めてテレビで公園の遊具による事故が報道されたころ、市の職員らしき人が公園の遊具を見に来ていることもありました。しかし、何の改善もされず今に至ります。
危険箇所に子供を近づけないのも親の責任かもしれません。しかし、そうしたところで、「公園」本来の意味が分からなくなります。
せっかくの子供の遊び場。子供を持つ親としても、近所の子供を見守る大人としても、安全に安心して公園での時間を楽しみたく思います。
私の子供がその公園を卒業してからでも、それからもきっと小さな子供たちの遊び場としてこの公園が存続していくはずです。その子供たちにとっても安全に楽しく遊べる公園になればと思います。
今度、公園に集まる保護者の方や、近所の方々の協力を得て、公園を管轄する行政に話をしてみようと思っています。
何かが起こってからでは遅いのです。行政の理解が得られるよう、できる限りのことをしたいと思います。
良い結果をまたここで報告できることを願いつつ・・・。
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