我が家の食器棚には自慢の器たちが並んでいます。カタチこそ不揃いですが世界に2つとない代物ばかり!何故ならすべて私の手作りの器だからです。
結婚が決まり、結婚と同時に5年間続けてきた仕事を辞めることになり、ふと、『この5年もの間、仕事以外に何をしてたんだろう・・・』という気持ちになったのです。
確かに、九州各地を飛び回り、朝から晩まで仕事に追われていた5年間。でも、心のどこかに、『仕事が忙しいから・・・』『時間がないから・・・』と新しいことにチャレンジすることから逃げていたのも事実。『仕事だけの5年間なんて淋しすぎる!』そう思った私は新しい事への扉を開けました!
そこは以前から興味があった陶芸教室。『自分の作った器で手料理をふるまったらどんなに粋だろう?!』という憧れからの決意。
私が通った陶芸教室はいくつかのコースがあり、私が選んだのはマイペースな人にオススメ!好きな時間、好きな日に、好きなだけ、作りたいものが作れるというまさに私にとって魅力的なコース。仕事のない日や、早く終わった日にフラッと立ち寄れて助かる上、『今日は葉っぱのカタチをしたこれくらいのお皿が作りたい!』と言えば、先生が作り方を教えてくれるので、本当にオリジナルのデザインで作れるのです。
教室の雰囲気もよく、みんなそれぞれ自分の創作に没頭し、たまにお話しては、また自分の世界に戻っていく。おなかが減れば教室の隅のテーブルでパンをかじりながら、器の本を読んだり、フラッと近くのカフェで休憩したりと自由な感じ。ボサノバ風のカフェミュージックが流れていて、仕事で疲れていてもリフレッシュできる空間でした。
約半年、陶芸教室に通い、なんとか過不足ない程度の食器一式を作り上げることができました。仕事を辞めると同時に陶芸教室は辞めましたが、今ではこれらの器は『頑張って働いた証』となっています。
そして、毎日の食卓で自慢の器たちは活躍中!どんな手抜き料理でも手作りの器に盛れば自慢の一品に!(あくまでも自己満足ではありますが・・・)また、『割らないように・・・』と丁寧に扱ううちにモノを大切に扱う気持ちがより強くなったように思います。
次の目標は今、おなかの中にいる娘と一緒に器を作ること。娘にも、大切な器を作らせてあげて、モノを大切に扱う気持ちが伝わればイイナァ・・・と秘かに考えているところです。 |