皆さんは卵の殻はどうように利用していますか?ビンを洗うのに使ったり、植木鉢に入れたりして利用する方もいるでしょう。
私は、卵の殻の成分、カルシウムに注目し、卵の殻を乾燥させ粉末にしてクッキーやビスコッティなど焼き菓子にまぜたり、フライの衣やハンバーグにまぜて利用しています。
卵殻粉末の作り方はとても簡単です。まず、卵は割る前にきれいなスポンジ等でよく洗ってください。普通、市販の卵は洗卵してあるのですが、外で放し飼いの鳥の卵は土壌細菌がついていることもあるので、気をつけて洗いましよう。
割った殻は内側の薄い膜ごと、熱したフライパンやオーブンで乾燥させます。十分乾燥すると硬かった殻は非常にもろくなります。
これをすり鉢やフードミキサーなどで細かくすればできあがりです。簡単に粉々になりますよ。
さて、この卵殻粉末は、もとの殻の成分、炭酸カルシウムが熱により酸化カルシウムになっています。このままではカルシウム吸収率が悪いので、牛乳やチーズなどの乳製品と共に使用することをおすすめします。牛乳中の乳糖、カゼイン、ホスホペプチド、リジンなどが小腸を刺激し、カルシウム吸収率をぐんと上げる働きをするからです。
ちなみに、牛乳中のカルシウムはリン酸カルシウムとして存在しています。どのカルシウムでも、吸収されて体内で働くときにはカルシウムイオンとして働いているので、不足しがちなカルシウム、積極的に摂りたいですね。ぜひやってみて下さい。 |